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訪日客/初の1300万人/国交省が発表
2014年12月23日
円安、ビザ緩和が追い風
国土交通省は22日、日本を訪れた外国人が2014年に初めて年1300万人を突破したと発表した。円安で日本への旅行が割安になったほか、東南アジアの訪日ビザ緩和、10月に始まった消費税の免税対象拡大なども追い風に、前年比で3割近く増加。国内消費にも貢献している。
記念式典が成田空港で開かれ、太田昭宏国交相(公明党)は訪日客の増加について「日本が素晴らしい国だと(帰国後に)広めていただくことは外交面でも大きな意義がある」と強調。20年に2000万人の政府目標達成に向け、無線通信「WiFi(ワイファイ)」の受信環境の改善など、受け入れ体制の整備を急ぐ考えを示した。
1300万人目はインドネシア人男性のIT経営者、インドラジャティ・エディさん(48)ら家族3人。インドラジャティさんは「クリスマスと新年を過ごすため来日した。1300万人目に選ばれ、とても幸せだ」と笑顔で語った。訪日客の増加に伴い、空港の利用者も増加。14年の羽田空港の利用者(国内、国際線合計)は、国際線発着枠を3月に5割拡大した影響もあり、初めて年7000万人を超えた。