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「いじめは人権侵害」
2012年11月 7日
夜回り先生・水谷氏が講演
党プロジェクトチーム
公明党の「いじめ問題等検討プロジェクトチーム」(PT、池坊保子座長=衆院議員)は6日、参院議員会館で会合を開き、いじめ問題への対応について、"夜回り先生"こと水谷修氏から講演を聞いた。太田昭宏全国代表者会議議長らが出席した。
席上、水谷氏は「たたく。お金を強要する。けがをさせる。あるいは『死ね』と言う。これは学校教育という文部科学省の管轄で扱える問題ではない」と指摘。刑法犯について警察との連携を訴えるとともに、文科省が示すいじめの定義の早急な見直しを主張した。
また「いじめは人権侵害だという観点が文科省から抜けている」と強調。法務省が人権侵害の規定の中に、いじめを入れたことに触れ、法務省の人権擁護局の活用を提案した。
一方、水谷氏は、いじめられた子には何の問題もないが、いじめた子も理由なくいじめはしないと述べ、「いじめは、われわれの社会がつくり出してしまった社会現象だ」と訴えた。