政治コラム 太田の政界ぶちかましCOLUMN

NO.21「アジアは内需」との気概と制度設計 「景気・経済の回復」「生活不安の解消」の年に

2011年1月 8日

2011年の日本は、とにかく前に進んでいく年にしなければならない。「内向き、下向き、後ろ向き」を脱していく。グチや評論を振り捨てて、前に進まないと、日本は衰えてしまう。国民の求めていることは明らかだ。不安を解消してほしい、明日が見えるように確たる方向へ歩み出したという断固たる姿勢がほしい。なかでも「景気・経済の回復」「年金・医療・介護等の不安解消」――この2点はその軸だ。

リーマン・ショックから2年3か月。2010年の世界経済はG20を中心とした金融政策・財政政策の全面協調に乱れが生じた。ドバイ・ショックに驚き、ギリシャ・ショックにおびえ、通貨切り下げ競争に走った。そのなかで日本は無策、そして標的にされた。政府のツーリトル、ツーレイトの金融・財政政策、しかも民主党政権の「リーマン・ショックの余震やまず」という世界経済認識を全く欠いた世界でも稀な逆噴射政策、予算削減(景気に役立たないところにはバラまく)、さらに内向きのゴタゴタが追い討ちをかけた。今大事なのは、世界経済がどう進むのかを見ていることではない。日本経済が回復に向けて力強く歩み出せるかどうかだ。

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