政治コラム 太田の政界ぶちかましCOLUMN

NO.4 水ぶくれ、借金頼みのギブアップ予算

2009年12月28日

来年度予算案が25日、ようやく決まった。過去最大の一般会計92.3兆円、新規国債発行額は過去最悪の44.3兆円(09年度の当初予算では33兆円)、当初予算段階では戦後初めて国債発行額が税収(37.4兆円)を上回る異常な予算となった。

各新聞では「借金頼み 歳出膨張」「国債最悪44兆円 公約優先 借金頼み」「マニフェスト失速」「公約に財源の壁」「公約優先では財政がもたない」「甘すぎた見直しムダ減らし限界」「虚飾に満ちた"政治主導"」「財政規律 危険水域に」などの見出しが踊った。当然のことである。

NO.3 若者支援、女性の一生サポートの緊急性

2009年12月15日

小泉総理の時代、私はよくこう言った。「構造改革、構造改革というが、政治が構造改革をするという前に世の中が構造変化をしている。その構造変化にどう対応するか。それが政治の役割だ」――。

今、日本は、「グローバリゼーション」「少子高齢社会」「環境制約」という3つの構造変化にさらされている。しかも劇的かつ急激だ。

NO.2 家康が挑んだ利根川との戦い

2009年12月 1日

文化・芸術の秋、スポーツの秋――。地域行事が活発に行なわれ、参加の途中、北区にある荒川資料館に立ち寄った。赤羽駅からも近いこの水辺空間こそ、荒川をコントロールする大工事、荒川放水路、岩渕水門の位置する歴史的な地だ。

現在の荒川は元々あったものではなく、じつは人がつくり上げた放水路だ。この荒川放水路開削事業は、明治40年、43年の大洪水(下町はほとんど水につかった)を契機として、44年に着手、昭和5年に完成となる。すさまじい大事業だ。そして従来の荒川は隅田川として、放水路は荒川として今日に至ることになる。

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