政治コラム 太田の政界ぶちかましCOLUMN

NO,70 もっと女性が活躍する社会に / 建設業も「5年で倍増」目指す

2014年5月 5日

先日、最新の人口推計が総務省から発表された。総人口は前年に比べ21.7万人減少の約1億2730万人。3年連続の減少だ。その内容も、65歳以上の高齢者が初めて25%を超えた一方、15~64歳の生産年齢人口は減少が続き、32年振りに8000万人を下回る水準までになった。本格的な人口減少、高齢化社会の到来を改めて示す結果だ。


この結果に対し、生産年齢人口の減少によって社会経済活動を担う働き手不足が深刻化し、我が国の成長の妨げになることを懸念する声がある。「外国からの労働力をもっと受け入れるべき」といった意見も出るほどだ。しかし私は、外国からの労働力に頼らなくとも、まずは日本国内に内在する人材を活用することで、十分対応可能だと考えている。


建設業の分野でも、東京オリンピック・パラリンピックに伴う建設需要の拡大に対応するため、外国人技能実習生の在留期間延長や帰国後の再入国を、2020年度までの時限措置として認める緊急措置を決定した。しかしこれも、国内の人材を育成し、労働力として確保することが大前提だ。


そのためのカギは高齢者と女性だ。

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