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防災対策、中韓と共有を

2014年2月 8日

台風被害のフィリピン 復興へ継続支援要請
参院予算委で河野氏

参院予算委員会は7日、「経済外交をめぐる諸問題」に関する集中審議を行い、公明党の河野義博氏が防災・減災対策などを訴えた。

河野氏は、昨年11月の台風で甚大な被害を受けたフィリピン中部を先月訪問した際の現地の状況を報告。「復興にはまだまだ時間がかかる」と強調した上で、継続した支援の必要性を訴えた。

岸田文雄外相は、今年度補正予算を活用した取り組みを進める考えを示すとともに、「来年度以降も、復興・復旧に加え、中長期的な視野に立って引き続き支援を行わなければならない」と答えた。

加えて河野氏は、「災害に強い街づくりは(日本とフィリピン両国にとって)共通の利益となる」と指摘し、日本を襲う大型台風に対する防災・減災の取り組みも要請。

太田昭宏国土交通相(公明党)は、地球温暖化によるスーパー・タイフーン(極めて強い台風)の襲来を想定しなければならないと強調した上で、台風接近の数日前から連日の行動指針を示すタイムラインを防災対策に盛り込む考えを示した。

さらに河野氏は、日本の防災・減災対策の取り組みを中国や韓国などアジア太平洋地域の各国と共有し、「地域の平和と安定に貢献すべき」と提案。

安倍晋三首相は、防災対策の共有や共同研究の取り組みを含め、「互恵的な協力関係を発展させていくよう働き掛けたい」と応じた。

一方、河野氏は沖縄の基地負担軽減や、風力など自然エネルギー発電の普及も求めた。

自転車通行料が無料へ

2014年2月 7日

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瀬戸内しまなみ海道 知事要望に国交相が明言
斉藤、山本(博)氏が同席

太田昭宏国土交通相(公明党)は6日、国交省で広島県の湯崎英彦、愛媛県の中村時広両知事らから、「瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の自転車通行料金の実質無料化」について要望を受け、「無料化が促進されるよう直ちに指示をしたい」と明言した。

公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(広島県本部代表)、山本博司参院議員(四国方面副議長)が同席した。

同海道には、1日かけてサイクリングを楽しむのに適した総延長約70キロメートルのサイクリングロードが併設されている。

瀬戸内海の海や島々を眺めながら走行できることから、近年は「サイクリストの聖地」として海外からの観光客も増えており、さらなる利用者の増加に向けた取り組みが求められていた。同サイクリングロードは、全線を走行すると500円掛かる。

同海道の自転車通行料金の無料化について公明党は、昨年3月に斉藤幹事長代行らが湯崎知事と共に太田国交相へ要望書を提出。また、山本氏が同知事との意見交換などを踏まえて国会質問で取り上げるなど、粘り強く推進してきた。

太田国交相は、両知事らから「世界に誇るサイクリングロードの認定制度創設」についても要望を受け、前向きな姿勢を示した。

復興を目に見える形に

2014年2月 2日

工事費の柔軟な上乗せを発表
太田国交相が加速化会議出席
仙台市

太田昭宏国土交通相(公明党)は1日、仙台市で開かれた「第3回復興加速化会議」に出席し、東日本大震災の復興事業の円滑な実行に関して被災自治体や建設業団体と議論を交わした。

冒頭、太田国交相は「今年は被災地の方々に復興の加速を目に見える形で感じていただくことが極めて重要」とあいさつ。復興事業の進捗状況や課題を関係者から聞いた上で、「現場の動向について毎月調査を行い、総合的に(対策を)検討したい」と話した。

会議で国交省は、公共工事で落札業者が決まらない「入札不調」対策として、岩手、宮城、福島の被災3県で実施される土木工事の「間接工事費」(重機の運搬費や作業員の福利厚生費など)を割り増し補正すると発表。これにより、工事費全体が6〜8%程度上昇すると見込まれる。

併せて、被災3県での公共工事を対象に、資材価格の急激な変動に対処して工事費を上乗せする「単品スライド」の手続き簡素化も試行するとした。ともに2月初めに実施予定。

これに対し、東北建設業協会連合会の佐藤博俊会長は「業界が要望したことに素早く手を打っている。文句を言う隙間がない」と感謝を表明した。

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