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首都高 老朽化対策探る

2013年6月13日

空中権 0613.jpg太田国交相が視察 「空中権」構想も有効

太田昭宏国土交通相(公明党)は12日、首都高速都心環状線で、供用開始から50年近く経過した築地川区間(東京都中央区)における老朽化の現状を視察し、再生の在り方などを探った。

同区間は、擁壁部分の鉄筋のはく離などで損傷しているほか、急カーブが連続する箇所で交通事故も多発している。一方、区間の半地下部分にふたをし、その上部を「空中権」として周辺地権者らに売却して利用する構想も検討されている。

案内した首都高速道路株式会社の菅原秀夫社長らは首都高速全体で、老朽化によって補修すべき箇所が10万件に上ると説明。さらに、同区間近くのホテルや区役所が築40年ほど経っているとして、「周辺の商業地域の再開発と併せて整備する必要がある」と述べた。

視察後、太田国交相は、「老朽化対策と空中権を一緒に行うことは有効。都市再生に向けた効果的なプランをつくりたい」と述べ、都や同社などと協議して具体化する考えを示した。

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