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東京の国際競争力に貢献
2014年3月30日
環状2号「マッカーサー道路」開通
記念式典で太田国交相
東京都が整備を進める都市計画道路の「環状第2号線」のうち新橋―虎ノ門間(約1・4キロメートル)が29日、開通した。同日午前に開かれた記念式典には太田昭宏国土交通相(公明党)らが出席した。
環状第2号線は、江東区有明を起点とし、中央区、港区などを経由して千代田区に至る総延長約14キロメートルの幹線道路。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの競技会場が集中する臨海部と都心部を結ぶ重要な道路としても位置付けられており、公明党も後押ししてきた。
すでに千代田区と虎ノ門間を結ぶ外堀通りの区間など約9キロメートルが完成しており、今回は未整備区間(約5キロメートル)のうち新橋―虎ノ門間が開通した。終戦直後の1946年に都市計画決定した区間で、通称「マッカーサー道路」とも呼ばれる。
今後、都は残る新橋―有明までの区間についても豊洲新市場の開業後、速やかな開通をめざして工事を進める方針。
開通記念式典で太田国交相は、2020年のオリンピック開催都市となった東京に関し「活力と魅力にあふれた世界最先端の都市としてさらに飛躍し、わが国の成長のエンジンになることが強く求められている」と強調。
その上で、開通した新橋―虎ノ門間について、「都心部の道路ネットワーク機能を強化するとともに、災害対応力を向上させることで、東京の国際競争力の強化に大きく貢献するものだ」と述べ、国交省としても引き続き事業を支援する考えを示した。