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天草地域に命の道が開通

2018年6月 2日

島と九州本土を結ぶ 大矢野バイパス
熊本県上天草、宇城市

天草諸島の熊本県上天草(かみあまくさ)市大矢野町と九州本土の宇城(うき)市三角町を結ぶ住民待望の自動車専用道路「三角大矢野道路(大矢野バイパス)」(3.7キロ)が5月20日に開通し、上天草市の天門橋(天草1号橋)展望所で開通式が開かれ、その後、渡り初めも行われた。早期整備を後押ししてきた公明党から江田康幸衆議院議員、城下広作党県代表(県議)が来賓として出席。前田憲秀、氷室雄一郎両県議と共に喜びを分かち合った。

大矢野バイパスは、熊本、天草両市を90分で結ぶ県構想の実現に向け、国や県が整備中の地域高規格道路「熊本天草幹線道路」(約70キロ)の一部に当たる。2006年度に着工し、総事業費は約185億円。慢性的な渋滞の緩和や災害発生時の代替路などとしての役割が期待される。

今回、最も注目されたのが、天草1号橋の北側に新設された同バイパスの"玄関口"となる国内最大級のアーチ橋(463メートル)。名称は一般公募の結果、「天城橋(てんじょうきょう)」に決定した。上天草と宇城から1文字を取り、「両地域の架け橋に」との願いが込められている。同橋は、1966年に九州本土と天草諸島を結んだ天草五橋の完成以来、52年ぶりの架橋となる

地元住民ら約150人が出席した開通式では蒲島郁夫知事が「交通混雑の緩和や災害時の道路ネットワークの多重性の確保など、多方面にわたる効果が見込まれる」とあいさつ。熊本天草間幹線道路整備促進期成会の中村五木会長(天草市長)は「天草市の崎津(さきつ)集落を含める『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の世界文化遺産登録まで、あと1ヶ月半。観光客が増える中での開通は大きな一歩」と期待を込めた

天草②.jpg同バイパスを含む地域高規格道路「熊本天草幹線道路」は、九州本土につながる道路が国道1本しかない天草地域にとって、まさに"命の道"。その早期整備は、これまで公明党熊本県本部として、同期成会と熊本天草幹線道路整備促進協議会(池田正三郎会長)から何度も要望を受け、強力に後押ししてきた。

15年12月には、県代表らが太田昭宏全国議員団会議議長(前国土交通相)と共に天草市を訪れ、関係首長らと意見交換。16年6月と18年4月には熊本市内で石井啓一国交相(公明党)を招いて政策要望懇談会を開催するなど、党のネットワークの力を存分に発揮してきた。

江田氏は「一日も早い熊本天草幹線道路の全線開通へ、引き続き全力を注いでいきたい」と決意を新たにしていた。

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