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日本のコロナワクチン接種/2回完了率、G7トップ

2021年11月18日

感染状況は全国で低水準に
公明、加速・円滑化を推進

wakutin.jpg国内で新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した人の割合が全人口の75%を超え、2回接種完了率が先進7カ国(G7)で1位になったことが分かった。高齢者の優先接種が始まった今年4月の時点では最下位だったが、政府・自治体、医療関係者らの懸命な取り組みで接種が加速。公明党も全国で接種事業の円滑化を推進してきた。接種率の向上に伴い、新規感染者数は低い水準で推移し、重症者数や死亡者数も減少が続いている。


■全人口の75%突破

英オックスフォード大研究者らのデータベース「アワー・ワールド・イン・データ」によると、国連人口推計を用いた各国比較で、日本は14日時点の2回接種率が75・5%となり、それまでG7で1位だったカナダ(75・3%)を抜いた。

一方、首相官邸のホームページによると、17日公表分の2回接種完了者は9575万6069人で、住民基本台帳を基に算出した接種率は75・6%。少なくとも1回接種した人は9935万5843人(78・5%)となり、全人口の8割に迫りつつある。65歳以上の高齢者では、2回接種率は91・2%に上っている。

ワクチンは新型コロナ感染症の発症や重症化を防ぎ、感染拡大の抑制に貢献してきた。厚生労働省の資料によると、接種歴別に10万人当たりの新規陽性者数(10月11~17日)を見た場合、未接種では7・0人だったが、2回接種では0・9人にとどまった。

今月9日には、新型コロナ対策を助言する厚労省の専門家組織が、感染状況について「多くの市民や事業者の感染対策への協力や、ワクチン接種率の向上などにより、11月以降も全国的に新規感染者数の減少が続き、非常に低い水準となっている」との見解を示している。

ワクチン接種が先行した海外では、接種率が6割を超えると伸び悩む「7割の壁」に直面する国もある。日本は欧米に比べて接種状況が遅れていたが、公明党の国会・地方議員が一体となり、現場の声を聴きながら、各地で接種事業の円滑化を推進。大規模接種会場の開設や打ち手の確保、接種会場までの移動が困難な高齢者の送迎などを後押ししてきた。

政府は、今月中に希望する人への2回接種をおおむね完了する見込みだ。12月からは、ワクチンの効果を持続させるための3回目の接種を開始する。公明党の提案を受け、接種費用はこれまでと同様、無料となる。

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