【つれづれ所感】

無題

2011年2月 6日


20110206.bmp太田あきひろです。
 このところ寒さが少し和らいできました。地域での行事も冬と春の境目。もちつき大会あり、観梅会【写真】あり、そして日中の春節を祝うパーティー等、街に人が集い始めました。身体で季節を感じつつ懇談を重ねています。
 どこに行っても、政治のひどさと大相撲のひどさの声が溢れ、日本が沈没しないように頑張ってと声援をいただいてます。しっかり頑張ります。

 


 太田あきひろです。

 サッカーで日本中が大いに盛り上がっていたら、大相撲で八百長。スポーツ振興に力を入れている私として、また学生時代、相撲部にいた私としては残念を通り越えて、本当に情けない。徹底してウミを出し切ってもらいたいし、そうしない限り大相撲は終わってしまうと思います。
 強くなる、上に行きたいと死に物狂いでやらない限り、ダメになる。安住したらとことん堕落する。今回、十両力士が多いというのもそうしたことが現れています。友人の元関取と話をすると、「日頃の姿勢に修業、稽古、練習、サークルの4つがある。自分は師匠の下で修業として取り組んできた。それで小さい体のハンディも克服できたと思う。いまやサークルのようになっているのはないか。それでは絶対に強くなれないし、大相撲の激しい真剣勝負にならない」と語っていました。どの世界でも同じ。人間の基本、強さ・懸命さが大事だと思います。
 もう立春、頑張ります。


20110204-book.JPG メディアの影響力は大きい。本書冒頭の「ベトナム戦争とメディア――外信部長の追放劇」からグイッと引き込まれる。クロンカイトの「きちんとした情報を 持った国民がいて初めて民主主義は機能する」「ジャーナリズムの役割は事実に光をあたえることにある。われわれの民主主義は、二つの前提によって成り立っ ている。一つは人々が賢く、判断する力を持っているということ。もう一つは情報が行き届いていることだ。ジャーナリストの仕事は、人々が自分で道を見つけ られるように報道によって光をあたえることなのだ」――メディアのあり方を考えさせられる。

 北野さんはすごい。徹底して現場を見、その射程は深く、広い。安易なイズムに流されず、型から入ることもない。ジャーナリストかくあるべしとの研ぎすまされた、それでいて力むことのない揺るぎなき姿勢が迫ってくる。
 「ベトナム戦争」「大阪毎日新聞」「三等重役とその時代」「政治家のメディア感覚」など。――いずれもその時代を立体的に解き明かしてくれる。


20110201-book.JPG 「もしドラ」といわれる大ベストセラー。iPadで読んだ。岩崎さんは放送作家で「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感 じ」等のテレビ番組の製作に参加、AKB48のプロデュース等にも携わっているという。通常の小説というより、テレビドラマのよう。スーと入り、どんどん 引き込まれて面白い。これは読まれて当然だ。

 野球部の女子新人マネージャーがマネージャーとは何か、それでドラッカーを読んで公立高校が甲子園へ行くというまさに青春ドラマ。人を生かす、持ち味を出す、総合力を発揮させる、一つになる、そして甲子園、――心地よくなるはずだ。
  松下幸之助さんは「成功は小さい努力の積み重ね」(江口克彦さんの著)とともに、運を重視した。そして「運は信念、運は準備(備え)、運は連鎖」といって いる。確かにその通り。とくに運は連鎖だと実感する。この「もしドラ」はそういうことだ。引き込まれる小説だから、挿入されるドラッカーの理論がうるさく 感じたりするほどだ。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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