28、29日の土日、青空の下、地域ではいっせいに秋の行事が始まりました。小学校の運動会、子どもを交えての凧上げまつり、施設のバザー、秋の住宅デー、商店街の秋の味覚まつり、消防団点検、そして伝統工芸展・・・・・・。多くの人が集まり実りある行事となりました。
地域の活性化といっても、防災減災といっても、人のつながりが大事です。東京は大都市であるとともに、こうした地域行事が盛んです。
地域の方々のご尽力に感謝です。懇談のなか、要望もいただきました。頑張ります。
杉原千畝の「命のビザ」を持って日本へ逃げのびた6000人のユダヤ難民。しかし滞在期限はわずか10日間。そのままでは「死の出国」が待っているだけだ。これを延ばすとともにナチスの執拗な弾圧を命を賭して救った日本人がいた。小辻(こつじ)節三だ。山田純大さんは世界に飛び、この一人の日本人を掘り下げた。そしてそれを助けた人道の人々がいた。松岡洋右も、神戸から上海に渡ったユダヤ難民を助けたラビ・アブラム・・・・・・。「世界を恐怖に突き落としたホロコーストという大惨劇の中で、ユダヤ人たちを助けようと動いた人たちがこうして繋がっている」――そうした人と人とを繋ぐ運命の不思議さと、屹立した人間群像を山田純大さんは感動をもって世界に飛んでたどっていく。それも素晴らしい。
そして「(ユダヤ難民を助けてくれたとともに)彼の最も大きな功績は、当時ナチスドイツの同盟国だった日本で、ユダヤ人に対する見方を変えてくれたということ」「それは日本人にユダヤ人の正しい姿を知らせただけでなく、ユダヤ難民たちにも日本という国をきちんと紹介したことである」という。
9月20日は「空の日」。広く国民の皆様に、航空に対する理解と関心を高めていただくことを目的とした記念日です。この日から30日までは「空の旬間」。期間中、全国各地の空港で地域の特色を活かした様々なイベントが行われます。
私も20日午前には、長年にわたり、航空の分野で活躍しその発展に貢献されたパイロット、客室乗務員等22名の方に対し、大臣表彰を授与いたしました。午後には、秋篠宮ご夫妻のご臨席をいただき開催された「日本航空協会」100周年記念式典に出席しました。
日本における航空の歴史は、今を遡ること103年前の明治43年(1910年)に始まります。徳川好敏、日野熊蔵の2人の陸軍大尉が東京の代々木練兵場(現在の代々木公園の辺り)において、初めて動力飛行に成功しました。「空の日」は、これを記念し、昭和15年(1940年)に制定されました(制定当初の名称は「航空日」)。
航空の利用者は今や年間1億5千万人。すっかり国民生活に不可欠なものとなりました。旅客、物流だけでなく、防災、救急等の分野でもなくてはならない存在です。グローバル時代を迎え、国の競争力を強化していく上でも、ますます、重要性が高まっていくものと思います。
何よりも重要なのは安全の確保。その上で利便性の高い航空ネットワークの充実を図ること。首都圏空港の機能強化、LCCの導入促進、航空機の安全対策、騒音問題など、様々な課題がありますが、解決に向け、どんどんと手を打っていきたいと思います。頑張ります。