sagisi.jpg「悪どい連中から金を巻き上げるのがわたしのポリシー」――海外で荒稼ぎして帰国した詐欺師の伏見藍、33歳独身。ある政治家のパーティーで上条みちる(27)と知り合い、興味を抱きタッグを組むことに。みちるは親の仇を探しており、そのために金がいるという。早速、2人は若き法務大臣・松浦秀和を罠にはめ、大金をせしめる。みちるの仇とは、世界的企業に成長した戸賀崎グループの筆頭株主で、表舞台から姿を消した老女・戸賀崎喜和子。みちるの父親が、不正経理の濡れ衣を着せられ、両親が死に追い込まれたのだ。したたかな観察眼と巧みな話術をもつセレブの藍、生真面目で節約家のみちるの二人が、復讐劇に突き進んでいく。

その途中で起きる自由が丘バラバラ両足切断遺棄事件、裏面を持つ探偵、届けられる靴の中の足首、事件を追う立場から狙われている立場への逆転劇・・・・。そこには驚愕すべき事件の真相が・・・

人間がここまで残酷になれるものか。また人間の愛は理をはるかに超えゆくものなのか。軽妙であるとともに、どす黒い血が怖いほど流れている。 

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ