oozumou2.jpg「大相撲の不思議」シリーズの2。当たり前に思ってきた大相撲の世界だが、長い伝統の上に築かれてきたたことがよくわかる。

「土俵を彩る舞台装置」――。徳俵は「得」が「徳」に。雨が降ったときの「排水口」「水流し」の意味とともにに、修験道の「違い垣」(忌垣)。塩は「清めの塩」だ。太鼓は「寄せ太鼓」「跳ね太鼓」、街を巡回する「触れ太鼓」の3つある。

「土俵を支える人々」――行司の仕事、呼出の仕事、床山の仕事はたくさんある。「まるで昔話? 知られざる力士の日常」――大相撲の根幹をなす部屋制度。五つの一門、相撲部屋は44 (20223)。外国人力士の日本語がうまいのは「必死」だから。内舘さんと朝青龍のバトルは「巡業さぼり事件」から。巡業や花相撲の時行われる「初っ切り」の名人だった勝武士のコロナ死。相撲列車が発着する東京駅は、大変な好角家だった辰野金吾が不知火型の横綱土俵入りをイメージして造った。

「勝負は、こうして始まる」――取組編成、張出、顔触れ言上。スタートの合図がない"呼吸"で立つ立ち会い。「熱戦の本場所」――力士の過密日程と休場者の続出を憂う。決まり手は48手どころか82手。勇み足や腰砕けは82 手に入らない「非技」・・・・・・

このシリーズはとても面白い。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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