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土石流災害の恒久対策急げ
避難路の橋を安全に
公明の尽力で実現
新志茂橋の耐震補強が完了
東京・北区
東京都北区で進められていた新志茂橋(旧志茂橋)の耐震補強工事が、このほど完了した。
志茂5丁目の新河岸川に架かる旧志茂橋は、荒川河川敷に通じる河川管理用道路として利用され、震災時には地域住民が広域避難場所に指定された荒川河川敷に向かう重要な避難路となる。
しかし、工事用の仮橋として建造された経緯から、大規模地震に対する耐震性が十分ではない。このため、公明党の太田昭宏衆院議員(現国土交通相)、青木博子区議らは2007年、地域住民1886人の署名を添え、早期架け替えを国土交通省などに要望した。
これを受け、一時は架け替え計画が動き始めたが、民主党政権になってから計画は中断。公明党は11年10月、あらためて早期実現を求める要望書を国交省に提出し、架け替えや改修などの計画を早急に示すよう求めていた。
この結果、落橋防止装置の設置や道路の擁壁保護による耐震補強をはじめ、夜間に停電になっても照明が消えないよう自家発電機への接続、橋上の段差解消などが実現。同時に、橋の名称を志茂橋から新志茂橋へと変更した。
人命救助へ万全期す
太田国交相が強調
防災の日の1日、大地震に備えた防災訓練が各地で行われた。
国土交通省では同日午前、南海トラフ巨大地震の発生から27時間後を想定した同省緊急災害対策本部による会議の運営訓練が実施された。
訓練では、太田昭宏国交相(公明党)を同本部長として、甚大な被害が予想される中部地域の地方整備局のほか、観光庁、気象庁、海上保安庁などと連携を密にしながら、被災状況やその後の対応方針を確認した。
この中で太田国交相は、道路、港湾、航空による緊急輸送路の確保や、被災者救援のための応急対策に全力を挙げることなどを指示した。終了後、記者団との質疑で「人命救助に焦点を当て、一つ一つ点検しながら(南海トラフ巨大地震の)想定と対策に万全を期したい」と強調した。