16(土)、17(日)、18(月)の3日――。16日朝、党の「平成28年熊本地震災害対策本部」の緊急会合を開催。また、埼玉県所沢市での西田まこと(参院選予定候補=埼玉選挙区)参院幹事長の国政報告会に出席し、防災・減災対策に全力をあげると挨拶。
17日、東京都北区で行われた「平成28年熊本地震災害支援・北区民の会」の街頭募金活動に青年党員とともに参加。また、企業や現地とも連携をとり、毛布などの空輸について政府と連携、推進をしました。
また昨日は、兵庫県明石総支部(支部長=梅田宏希)の政経セミナー(参議院兵庫選挙区予定候補の伊藤たかえさんらが参加)に行き講演をするとともに、有力者との要請・懇談をしました。
4月14日21時26分頃に発生した熊本地震は今も余震が続いていますが、前震や本震(16日1時25分頃)があり、これまでにない大きな不安を与えています。
2012年2月、党の「防災・減災ニューディール」を推進した私は、その後3年弱の国交大臣期間、「防災・減災・老朽化対策、メンテナンス・耐震化」を公共事業のメインストリームにしてきました。
「災害列島・日本」「脆弱国土・日本」ですが、とにかく今は、救命・救援に全力をあげます。
サンジーヴ・スィンハ氏は、インド工科大学を出て、若くして来日し、金融や技術を通じて、両国を結びつける天才的コンサルタント。冷静でありつつも情熱的。今後、急速に発展し、世界経済・政治の重要なプレーヤーとなるインドだが、その強い結び付きはまだ始まったところだ。私自身もインドに行き、鉄道をはじめとして結び付き強化に努めてきた。
日本の魅力――人間性・文化・技術のすぐれた日本を著者は紹介するとともに、「クールな日本+ホットなインド」「日本のシステム+インドの柔軟性」は最高のコンビだと、実感をもって語っている。CoCo壱番屋や公文教育委員会のインド進出がいかなる意味をもっているかなど、具体事例も面白い。
東京・八王子の新興住宅地で夫婦が惨殺され、「怒」という文字が被害者の血で書かれた。犯人は27歳の青年・山神一也と判明するが、行方がわからず、捜査は難航する。
そして一年、千葉の港町で働く親子(槙洋平・愛子)、東京で勤務するゲイの若者の優馬、沖縄の波留間島に暮らす母親と女子高校生(小宮山泉)の所に、それぞれ素性の知れない若者(田代、直人、田中)が現われ、心通い合う関係になる。いずれも偽名であったり、身元を隠し、ひっそりと住み、過去を語らない。山神が公開捜査されるなか、相手に対し、疑念が生じていく。
「人を信じる」とはどういうことか。「信じていいのか、信じられるのか」――。消せない過去を心の内に秘めつつ、あがいて生きる人生模様が描かれる。
3つの物語が完成されていき、それぞれがクライマックスに達していく。1つの小説というより3つの小説が緊迫感をもって、怒涛の結末に至る。
9.11同時多発テロ以降、昨年11月のパリ同時多発テロ、今年3月のベルギー連続テロに至るまで、テロの脅威は増している。近年のテロは、無差別化、大規模化し、非人道性が顕著になっている。
国際社会はこの無差別テロにどう立ち向かうべきか。本書は国際的な体制のなかで、どう法的に規制できるかを問いかけている。「テロの歴史的経緯」「被害者の目線から見たテロ(被害者への補償はどうあるべきか)」「テロ対策とプライバシー侵害、テロリスト殺害における違法性の是非」「テロの定義確立の重要性」「テロに対抗する国際的協調体制(条約と課題)」――研究がまだまだ確立されていない分野に踏み込み、課題が浮き彫りにされる。
テロの暴力に対して力で対抗しなければならない認識も確かに広まったが、暴力の連鎖は避けなければならない。金惠京さんは、何を基盤としてテロに対処すべきなのか。「軍事力や監視体制の強化に主軸を置くのか」あるいは「法的正当性を示すための軍事力の行使を行いつつも自らの理念を守るのか」が問われていると指摘する。「テロを抑え込むならば多少の人権侵害も許される」という安易な道に走ることを抑制しつつ、法に基づいた国際的協調体制をどう築くかという難しい道を模索している。