2月12日、三重県四日市市で行われた「公明党三重県本部 躍進の集い」に出席し、あいさつをしました。これには、伊藤渉衆議院議員、新妻秀規参議院議員、里見隆治参議院議員、中川康洋前衆議院議員のほか、川崎二郎衆議院議員(自民党)、鈴木英敬三重県知事、森智広四日市市長をはじめとする市町村長、各種団体など、多くの来賓が出席しました。
私は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、2018年が日本の未来を開く重要な年になること。今こそ、政治が現場の皮膚感覚をもって、わが国の未来を志向して、一瀉千里に仕事をしていかなくてはならない。また、北勢バイバス、東海環状道路などのインフラ整備整備をさらに推進すると同時に、クルーズ船が新たに寄港する四日市港を観光の軸として、この地域をさらに発展させることが重要であることを述べました。
会合に先立ち、三重県建設業協会の方々とも懇談をし、建設業界の現状もうかがいました。
2月10日、甲府市で行われた公明党山梨県本部(代表=安本美紀県会議員)の「新春の集い」に出席、挨拶をしました。これには高木陽介衆院議員、輿水恵一前衆院議員ほか、森屋宏参院議員をはじめとする国会、県会、市町村会の多数の自民党議員、後藤斎・山梨県知事、田中久雄・中央市長、保坂武・甲斐市長、堀内光一郎・富士吉田市商工会議所会頭、坂本政彦・山梨県トラック協会会長ら多数の来賓が出席しました。
開会に先立ち、山梨県市長会や山梨県建設業協会からの要請・懇談をしました。
新春の集いで私は「山梨県は未来性に富んでいる。中部横断自動車道があと2年で開通する。また環状道路等の道路整備が進んでいる」「環状道路を前進させ、観光、そしてワインや果物などの山梨県の魅力が大きく発展する」「多くの外国人旅行客がクルーズ船で清水港(静岡県)から。そして成田空港から圏央道・中央道を通り、直接山梨に、富士山に来る時代は近い。そのために公明党は頑張ります」と述べました。
飛鳥から寧楽(なら)に都が移されて27年後。史実には、「737年(天平9年)、奈良に天然痘が流行し、左大臣藤原武智麻呂ら藤原4兄弟をはじめ多数が死亡する」とある。その凄まじいパンデミックのなか、食い止めようとする医師、それに乗じて混乱を起こし私欲に走る者、権力でのし上がろうとする者、陰謀と罠・・・・・・。光明皇后が発意した貧しい病人のための施薬院や悲田院なども舞台となる。
飢饉・疫病、この世の業火のパンデミックが、あの時代いかに凄まじいものであったか。次から次へと嵐の如く襲いかかるその様子が、ものすごい迫力で描かれる。屍累々のなかで、「生きる」「1つの命の輝き」が、浮かび上がる。施薬院の峰田名代が夢中で走る。そして「綱手の苦しみが、諸男の憎しみが――それでもなお、人を救い、癒す彼らの哀れなまでの志が胸を打ち、やがて激しい震えとなって心を揺さぶった」――。力作。
「他人を引きずり下ろす快感」が副題。「シャーデンフロイデとは、誰かが失敗した時に、思わず湧き起こってしまう喜びの感情」だ。この感情は"愛情ホルモン""幸せホルモン"などと俗に呼ばれる「オキシトシン」という物質と深い関わりがあり、これらの効果と同時に"妬み"感情も強めてしまう働きをもつことがわかってきた。そしてオキシトシンは、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質に影響を与える。
オキシトシンの働きは「安らぎと癒し」「愛と絆」。「愛着を形成する」ものであるだけに、逆に人と人とのつながりが切れてしまいそうになるとき、オキシトシンはそれを阻止しようとする行動を促進する。「私から離れないで」「私たちの共同体を壊さないで」「絆を断ち切ろうとすることは、許さない」――。
こうした脳の働きから、「加速する『不謹慎』」「標的を"発見"するのは妬み感情」「相手の不正を許さないのは協調性の高い人」「集団を支配する『倫理』」「承認欲求ジャンキー」「"自分こそが正しい"正義バブルの時代」「『愛と正義』のために殺し合うヒト」「宗教戦争はなぜ起きるか」「愛が抱える矛盾」などを詳述する。
「よかれと思って」という気持ちとその帰結。「東に向かって全力疾走しているつもりが、西に向かって暴走していた」・・・・・・。愛の情動の裏にある闇を、脳内物質「オキシトシン」から剔抉する。