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文化・芸術の池袋、宝塚も歌舞伎も観られる池袋に――。24日、豊島区で待望の「ハレザ(Hareza)池袋」の中心となる豊島区立芸術文化劇場の竣工式典が行われました。

「ハレザ(Hareza)池袋」は、ミュージカルや伝統芸能、宝塚や歌舞伎などを公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間など8つの劇場を備える新複合商業施設。豊島区庁舎跡地と伝統ある豊島公会堂の跡地に建てられます。

街は大きく変わり、汚い・危険のイメージすらあった池袋は、豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」へと周辺開発も含め大変貌します。喜びが広がりました。


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23日、兵庫県尼崎市で行われた高橋みつお・参院選兵庫選挙区予定候補(自民党推薦)を励ます「時局講演会」に出席し、挨拶をしました。これには中野洋昌衆院議員らが出席しました。

高橋みつおさんは「外交官として、アフリカで地雷除去、ヨーロッパで避難民のために現場で働いてきた。その経験を生かして、兵庫のために日本のために、防災・減災、教育、雇用など、目の前の人のために取り組んでいきたい」と力強く訴えました。

私は「高橋さんは現場第一主義の人道の人だ」「公明党が掲げてきた全世代型社会保障が、今や一番の国政の柱になっている」「なかでも、この10月から幼児教育、来年4月から高校授業料が無償化されるなど、70年ぶりの大改革が実現する。これこそ現場を走りながら"仕上げる政治"をやっている公明党の真骨頂だ」「自公政権の経済財政政策でかつてない雇用環境をつくってきた。さらに、給料がいい、休暇がある、希望がある、の新しい3Kの職場社会をつくっていくことが大事」などと訴えました。


平成史.jpg平成から令和の時代となった。今生きている時代がどのような時代なのか。「平成の時代にも新たな時代様相が始まっている」「新しい時代の価値観が平成以後に始まっており、また平成は大正・昭和の流れを宿命的に背負いこんでいる」・・・・・・。令和の時代を迎えるに当たり、平成という時代の深層に迫っている。

平成は冷戦終結という世界の激動のなかで始まった。「昭和とは3つのキーワードで語り尽くせる。天皇(人間天皇)、戦争(非軍事体制)、市民だ」「平成の終わりになって、この3つは少しずつ崩れ始めている」という。「平成の3つのキーワードは何か。天皇(人間天皇と戦争の清算の役)、政治(選挙制度改革と議員の劣化)、災害(天災と人災)だ」といい、その検証が行われる。

「昭和の後半から現在まで、天皇が<平和勢力>と化していることに強い安堵と信頼をもつ」「政治は平成5年、6年に大きく変わった。自社さ連立政権のおかしな虚構政治(平成の愚行たる野合劇)。小選挙区制の無理。政治(家)の劣化」「災害史観(災害によって起きる社会現象や人心の変化)(形あるものは壊れるという絶望感、情報閉鎖集団の虐殺行為、死に一直線に向かう虚無感)が、関東大震災の時も、阪神・淡路大震災の時のオウム事件でも、東日本大震災の福島の原発事故でも時代を覆う」――。災害史観が時代の深層を覆う時こそ、謙虚に向き合い、克服しようとの生きる姿勢が大切となる。生の思想・哲学であるとともに具体的な実行の持続ということだ。「歴史には人知を越えた何かが存在する」ようだ。

政治・政治家の劣化は、国会論戦でも、白か黒かのワンフレーズ・ポリティックスにも、思想と志をもつ政治家ではなく、人気・知名度に傾く選挙にも顕われ今日に至っている。生命は尊いからこそ延命を図るという昭和後期の死生観も安楽死・尊厳死を扱うという変化をみせ、大企業・大銀行も破綻する変化を見せる。"ひきこもり"や"人を殺してみたかった"という平成少年犯罪が生まれ、戦後民主主義を支えてきた人命尊重・人権尊重といった価値観や倫理観が崩れつつある。戦後が死に、戦争の教訓が引き継がれなくなってきたのだ。津波への備えもズルズル、日常のなかで思考停止に陥る"ズルズル日本"にしてはいけないのだ。加えて平成の特徴であるインターネットの普及は、従来の社会常識を崩すことになる。「平成は深刻な時代の胎動期だったと将来語られるだろう」という。

昭和20年に生まれ、平成が全て政治活動だった私として、リアルに読み、考えた。


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20日(月)、衆院情報監視審査会が開催され、参考人への質疑を行いました。

はじめに、米村敏朗・元警視総監、五百旗頭真・兵庫県立大学理事長、三宅弘・原後綜合法律事務所代表弁護士から意見陳述があり、そのあと質疑を行いました。

「国家の情報全体について管理こそ重要。管理の能力を更に磨くことだ」「公文書は国民の共有財産である。同時に国益を損なうものは秘匿・管理しなければならない」「独立公文書管理監による監視強化が重要」などの指摘に対して、重厚な質疑が行われました。


本をどう読むか.jpg「幸せになる読書論」と副題にあるが、私自身、本が好きで良かったと思っている。哲学書などを原文で深く読み続けてきた岸見さんのように、どっしりと読んではいない。しかし、読書をしていると「思考する頭脳」「思考の粘着力」が生まれて、思考が時空を越え、本書にあるように「本を読む時に感じる喜びの感情、生命感の高揚が現実を超える力になる」のは間違いないと思う。また当然、通常では経験できない「人を識る、社会を識る、世界を識る」ことができる。「自分を知る、自身の位置を知る」ことにもなる。

「本書で私は、たくさんの本を読もうとしないこと、また何かのために本を読むのではなく、本を読むこと自体を楽しむことなど、本をどう読むかについて、これまでの人生で読んだ本を引き合いにして考えてみた」「読書は何にも代えがたい人生の喜び、楽しみである」という。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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