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公示後、最初の土日となった6日、7日――。6日は神奈川選挙区の佐々木さやか参院選候補の支援に、7日は愛知選挙区の安江のぶお参院選候補の支援に両県を走りました。

神奈川は定数4の強豪が挑む激戦区。佐々木さやか候補はこの6年の実績を力説するとともに「三つの守る(①『生命』を守る②『経済』を守る③『生活』を守る)」を力強く訴えました。また、愛知の安江のぶお候補は32歳の青年候補らしく「もっと庶民の声、中小企業経営者の声が届く政治の実現へ青年らしく戦い抜く」と力強く決意表明しました。

私は「今年は伊勢湾台風から60年。防災・減災に3年間、集中的に力を入れる」「全世代型社会保障を実現する。結党以来、『大衆福祉』を進めてきた公明党の成果だ」「世界は経済も社会も激変する。日本も人口減少・少子高齢社会、AI・IoT・ロボットの進展など険しい山に向かう。新しい青年政治家の力が必要だ」と支援を訴えました。


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4日、参院選が公示されました。公明党は7選挙区、比例6人以上の必勝を期してスタートしました。全国的に雨が多い天候でしたが、多くの方々に参加していただき、力強い街頭演説ができました。心より感謝します。

私は埼玉選挙区の矢倉かつお候補の遊説に参加。大宮、上尾、春日部等を回りました。矢倉候補の力強い決意表明の後、私は「矢倉候補は国際弁護士でもあり、英語・中国語を駆使する国際派であり、これから更にその力が期待される」「ストーカー規制法やヘイトスピーチ防止法等の議員立法を成立させており、苦労している人や困っている人の味方である。苦労している人の気持ちがわかる人だ」「埼玉は道路網の整備が生活と産業発展に不可欠だ。これまでの戦いを更に矢倉さんには進めてほしい」「公明党は全世代型社会保障を推進している。人生100年時代を真に支えるのが公明党だ」等と訴えました。


小野寺 史宜.jpg東京・砂町銀座商店街の「おかずの田野倉」。おいしいコロッケなどを作る惣菜屋にアルバイトとして入った柏木聖輔。20歳の大学生だったが、わずか3年で父、そして母が急死し、大学もやめることになる。

「一人の秋」「一人の冬」「一人の春」「夏」の4章。一年間の話だが、聖輔をはじめとしてほとんどが善人。「おれは青葉が好き」が、この本の最後のセリフだが、高校同期の青葉の元カレ高瀬涼と親戚の基志ぐらいが"性悪の人"。「人間捨てたものじゃないよ」と心がホッコリする。「大切なのはものじゃない。形がない何かでもない。人だ。人材に代わりはいても、人に代わりはいない」「道を譲る。準弥くんにベースを譲る。店のあれこれも譲る。でも青葉は譲らない」・・・・・・。

たしかに「ひと」だ。


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3日、福岡市で行われた、しもの六太・参院選予定候補(福岡選挙区)を激励する会に出席し、参院選勝利へ絶大な支援を呼び掛けました。小川洋福岡県知事をはじめ、自民、公明両党の国会議員が参加しました。

しもの六太予定候補は、児童虐待の根絶をはじめ、教育費負担の軽減や教育格差の解消、公立夜間中学の整備などの教育政策を訴え、「福岡から一人も置き去りにしない『教育立国』を築いていく」と力強い決意を述べました。

本日4日、参院選が公示されました。7月21日の投票日めざし、全力で走り抜きます。


ホモ・デウス上.jpgホモ・デウス下.jpg「テクノロジーとサピエンスの未来」が副題。前作の「サピエンス全史」では、7万年前、認知革命が起き、言語が出現。さらに1万2千年前は農業革命、そして書記体系(記号を使っての情報保存)、貨幣を生み、近代科学の成立、科学と帝国の融合等を経て、全地球の主となったサピエンスが描かれた。そして最後に「私たちは以前より幸福になっているのか」「正真正銘のサイボーグ、バイオニック生命体に変身する超ホモ・サピエンス時代に突入する瀬戸際である」との2つの痛烈な疑問を突きつけた。

その続編が本書。「人間は至福と不死、神性を追い求めることで、自らをホモ・デウス(神のヒト)へとアップグレードしようとしている」「人間は健康と幸福と力を追求しながら、自らの機能を徐々に変えていき、ついにはもう人間ではなくなってしまうだろう」という。いったい、我々はどこへ向かうのかを、生物学的に、科学・工学的に、科学と宗教や歴史を分析して提示する。「人類が新たに取り組むべきこと」「人新世」「人間の輝き」「物語の語り手」「科学と宗教というおかしな夫婦」の5章が上巻だ。そして下巻は「現代の契約」「人間至上主義革命」「研究室の時限爆弾」「知識と意識の大いなる分離」「意識の大海」「データ教」で、これら第3部は「ホモ・サピエンスによる制御が不能になる」だ。

現代社会は人間至上主義の教義を信じており、それを実行するため科学を利用する。科学と人間至上主義の間の現代の契約は崩れるだろうか。科学と何らかのポスト人間至上主義の宗教との取り決めに場所を譲る可能性があるのではなかろうか。その新しい取り決めとは一体何かを掘り下げる。生物は、遺伝子やホルモン、ニューロンに支配されたただのアルゴリズムであり、コンピューターが、人間を自分自身よりも詳しく把握することになる。人間至上主義に取って代わる有力なものはデータ至上主義だが、それは人間をアップグレードしても対処できない。「人間はその構築者からチップへ、さらにはデータへと落ちぶれ、データの奔流に溶けて消えかねない」と危惧する。しかし、そうした現実の動向を分析しつつも、最後に3つの重要な問いを提起して締めくくる。「生き物は本当にアルゴリズムにすぎないのか? そして、生命は本当にデータ処理にすぎないのか?」「知能と意識のどちらのほうが価値があるのか?」「意識は持たないものの、高度な知能を備えたアルゴリズムが、私たちが自分自身を知るよりもよく私たちのことを知るようになったとき、社会や政治や日常生活はどうなるのか」――。当然、そこには「世界に意味を与えている虚構を読み解くことが、絶対に必要となる」ということだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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