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12日(金)、参院選の最激戦地・兵庫県に入り、高橋みつお候補(兵庫選挙区・定数3、自民党推薦)とともに企業・団体を回り、また姫路市、たつの市で行われた個人演説会に出席し、高橋みつお勝利を訴えました。

私は「政治は結果であり、仕事をするのが政治家だ。高橋みつおさんは、外交官として、紛争地の現場で地雷除去など泥だらけになって仕事をして来た稀有な候補者だ。世界がわかる、現場の土のにおいがする、情もある高橋さんを何とか勝利させていただきたい」「今年初めて、全世代型社会保障が日本の政治の柱になった。幼児教育・私立高校・高等教育の3つの無償化、認知症施策、ガン対策、健康寿命を延ばすフレイル予防など、人生100年時代に必要な政策を進めてきたのは公明党だ」などと訴えました。


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参院選も中盤戦――。9日には、矢倉かつお候補の応援に埼玉県へ。10日は、佐々木さやか候補の応援に神奈川県へ。そして11日は、安江のぶお候補の応援に愛知県へかけつけました。

11日はあいにくの雨でしたが、多くの方々にお集まりいただきました。安江候補は「弁護士として、1人の声を大切にしながら仕事をしてきた。さらに1人を大切する政治を貫きたい」と力強く訴えました。

私は東三河の出身なので、地元の港湾や道路などのインフラ整備や、東海地震に備えての防災・減災対策など、「安心安全の地域を作るためにさらに力を入れる」「安江候補は地域を大事にする。1人を大切にする候補だ。その弁護士時代からの姿勢は、必ず政治の場面で生きる」と支援を訴えました。


続昭和の怪物七つの謎.jpg昨年の「昭和の怪物 七つの謎」は、私自身の「今年の3冊」にあげたもの。その続編として「三島由紀夫」「近衛文麿」「橘孝三郎」「野村吉三郎」「田中角栄」「伊藤昌哉」「後藤田正晴」の7人を取り上げている。保坂さんの評価とは別に、語るに足る人物であり、歴史的にキチッと位置づける意味があるということだろう。「昭和史の人間学」だ。

「三島由紀夫は『自裁死』で何を訴えたか」――。単に死ぬというのではなく、そこには人生観や歴史観が込められており、それを世に問うとの意味をもつ自裁死として、藤村操、芥川龍之介、山崎晃嗣、西部邁を上げる。そして三島では「戦後を鼻をつまんで生きてきた」との言を思想のコアとして語る。「近衛文麿はなぜGHQに切り捨てられたか」――。近衛の東條との対立、近衛上奏文から見える歴史空間を示し、「近衛の弱さの因」「節操のない身の処し方」を剔抉するが「ひどい痔に悩んでいた」というのも気力を保持できないことがわかる気がする。「農本主義者・橘孝三郎はなぜ5・15事件に参加したのか」では、農本主義者、人道主義者、理想主義者としての人物像を浮き彫りにし、歪み倒錯した世論がファシズムの導火線となった時代背景を示す。

「野村吉三郎は『真珠湾騙し討ち』の犯人だったのか」――。電報遅延の内幕、日本大使館が中心軸を欠いた空間となっていたことを明らかにしている。「田中角栄は『自覚せざる社会主義者』だったのか」では、それまでの首相にはなかった生活感覚を大切にするリアリスト庶民宰相・角栄(政治とは庶民の生活を守ること)に触れつつ、伊藤昌哉の「田中という政治家は危険な存在」「思想、哲学を持っていないからその行動に深みがない。カネと人情で動くというのではまるで渡世人のようなものだ。私はいつか彼が蹴つまずくと思っていた」との言を紹介する。そして「伊藤昌哉はなぜ"角栄嫌い"だったのか」「後藤田正晴は『護憲』に何を託したのか」を扱う。「私は後藤田は自らに与えられた仕事を深みをもってこなして行く能力において秀でた才能があると思う」という。

現代の全てにわたる軽さが、心を抉る。


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8日(月)、激戦の福岡県に入り、しもの六太候補(福岡選挙区・定数3)の街頭演説に大牟田市、筑後市、うきは市と駆け巡りました。

しもの六太候補は「人は教育がつくる。自分の可能性を諦めている子どもたちに寄り添って、励ましていきたい」「社会や団体で人手不足、青年層の早期離職が問題となっている。困難を乗り越えることのできる青年を育てたい」「日本の子どもたちの未来のために全力を尽くす」と決意を述べました。

私は「全世代型社会保障の実現が日本の政治の柱になった。幼児教育の無償化、私立高校の実質無償化、高等教育(大学や専門学校)の無償化を進めてきたのは公明党」「この3つの無償化が進んでいる時に、どういう中身にしていくのか。子どもに自信を与えてきた教育者・しもの六太候補が絶対に必要だ」と勝利を訴えました。


漫画の世界へ落ちて.jpg突然、脳梗塞となった矢野さん自身の「脳梗塞リハビリ奮戦記」。これほど発症時から今に至るまで、克明に症状を生々しく語った書に巡り合ったことがない。「この文章執筆中は、一度も妻に見せたことはなかったが・・・・・・」「健常者に脳梗塞患者の実像を知ってもらい、逆に脳梗塞患者の行動が健常者にどう映っているのかということが脳梗塞患者側に分かってくれば、相互の葛藤も少なくなると思い本書を書き綴った」という。よくぞここまで書き続けたと思う。凄い。

平成23年9月に発症し入院。不思議な体験、脳外科病棟、リハビリ病棟、理学療法リハビリ、作業療法リハビリ、言語療法リハビリのそれぞれ。食事、トイレ、自分の左手が誰の手かわからなかった話、歩行訓練、時間の感覚や方向音痴になった話、音感、暗算訓練・・・・・・。そして24年3月に退院。退院後のリハビリ、苦しく辛いことばかりだと思われるが、そのなかでの嬉しかったこと。人が普通に話し、歩き、手を動かし、人と接することがどんなにすごいことか。書き綴ってくれた矢野さんの強さに感動する。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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