tousitu.jpg「『疲れやすさ』と『老化』の正体」が副題。「糖質疲労」とは、「食事の後、しばらくして眠い、だるい。十分食べたはずなのに、すぐ小腹が減る、集中力が途切れる、イライラする、首の後ろがずんと重くなる」を糖尿病専門医の著者が名付けた概念。「今日のパフォーマンスと、未来の健康を脅かす『糖質疲労』」「体に良いはずの健康習慣が『糖質疲労』を招いている」と警告を鳴らす。

一般的な健康診断でチェックするのは、空腹時の血糖値だが、「食後高血糖」と「血糖値スパイク」により感じている食後の体調不良が「糖質疲労」の様々な症状。「空腹時血糖値が異常となる10年ほど前から、食後高血糖が生じていることが報告されている」と指摘する。「これを放置しておいてはいけない」- ――。それを解消するためには、「食べ方を変えること」「『糖質を取る量を控え』『その分、たんぱく質と脂質をお腹いっぱい食べ』『食べる順番を意識する』という食べ方。シンプルで、食事に満足感が持てる、無理のない食べ方です」と言い、「ロカボ」と呼ばれる食べ方を推奨する。

「手軽で、おいしい食事は糖質に偏りがち(間食は多くが糖質中心の食品)」「日本人は世界的に見て、たんぱく質不足・糖質過多」「ロカボ(ローカーボハイドレート=低糖質)7ルールとは、(1) 1日に取る糖質の量は70130グラム以内(2)お腹がいっぱいになるまで食べる(3)たんぱく質、脂質、食物繊維をしっかりとる(4)早食いをせずカーボラストでとる)」など・・・・・・

従来の健康習慣とは異なる指摘もある。無頓着で来たことが多いが、高齢社会、長寿社会となっている今の日本。食生活の基本から整えることが必要となっている。 

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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