「あなたの善意、熱意、努力が問題を悪化させている!」と指摘し、自分自身をこうした人からどう守るか、巻き込まれてはいけないと山脇さんはいう。そのためには、精神科の治療対象の人、またそれに近い人を見分ける。繰り返し、繰り返し、同じように迷惑をかける人に対して、巻き込まれない、毅然とした態度をとること。苦しんでいる人を突き放す、冷たい態度のようだが、その人の為でもあるといっている。
買い物病が止まらない、逆上して死んでやると騒ぐ、そして実際に手首を切る、脅しなのか、本気なのか――境界性人格障害の女性だ。嫉妬深い、24 時間行動をチェックする、暴力をふるう、別人のように甘えたりやさしくなる、別れるなら死んでやる殺してやると脅す、アルコールやギャンブル好き、仕事が続かない――境界性人格障害の男性だ。それには許すのは 1 回だけ、暴力が出たら即逃げる、警察にいうことが大切だと山脇さんはいう。
人の心が鍛えられないと生き抜けない時代に入っている。
