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荒川の氾濫防止対策

2026年7月 7日

第二調節池 一部を運用
東京、埼玉流域、大雨時の水位上昇抑制

■2030年に工事完了めざす

 東京都と埼玉県にまたがる荒川流域の治水対策が前進――。国土交通省は6月中旬、大雨による増水時に一時的に水をためて河川の水位上昇を抑える「荒川第二調節池」(埼玉県、治水容量3800万立方メートル)の一部完成に伴い、段階的な運用を開始した。公明党が与党時代から一貫して整備を強力に推進してきた。

 同流域は、国内人口の約1割が集中する一方、洪水時の被害リスクが高い地域。国交省は2004年3月に「第一調節池」を整備し、19年10月の東日本台風の際には、過去最大の約3500万立方メートルを貯留し、荒川下流域の洪水被害を防ぎ、首都圏を水害から守る高い効果を発揮した。

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 太田昭宏国土交通大臣(当時)が推進し、18年には「第二・第三調節池」の工事を開始。このうち第二調節池においては、堤防の一部や水を貯留し河川に戻すための排水門が完成したため、国交省が段階的な運用に踏み切った。

 これにより、新たに約1200万立方メートルの貯水が可能に。第二・第三調節池の全面完成は30年度をめざしており、完成すると計約5100万立方メートルの洪水調節容量が確保される。

 国交省の担当者は「19年の東日本台風と同程度の豪雨が発生した場合、下流の水位を30センチから40センチほど引き下げる効果がある」と説明する。

 公明党は、国会議員と地方議員が連携して現地視察を重ね、国会や地方議会の質疑を通じて、荒川の氾濫対策の一環として調節池の整備を推進してきた。

 荒川第二・三調節池の段階的な運用を巡っては、20年11月の衆院予算委員会で岡本三成氏(現在は中道改革連合)が「途中で完成した分だけでも活用できないか」と提案。これに対して、赤羽一嘉国交相(当時は公明党、現在は中道)は「全体の完成までにも段階的に供用できるよう対策を取っていきたい」と答えていた。

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