政治と秋刀魚.jpg日本と暮らして45年、この本には日本を愛し、日本を心配してくれているカーティス先生の温かい心があふれている。ごく自然に、そして良識をもって、現場から、そして、日本を米や世界から客観視しているカーティス先生は、95年から2015年までが日本を変える最重要の「20年のデケード」であり、今の日本は自信を失いすぎている。日本文化には粘り強さと日本人の順応性と対応能力があり、ダイナミズムがあるんだから、良い方向にもっていけるとエールを送ってくれている。

そのためには「有権者を説得する『説得する政治』が大事」「非タテ社会の様相が強まり、自慢したり、カネを重視したりする人が多くなり、謙虚な美徳がこわれ始めている」「平等社会から競争社会、実力主義社会となる大きな変化があり、公平の価値が重要となる」「しかし、日本はまだ勤勉であり、前向きという強さがある」「日本社会は今も美しい」「今、日本政治のなかにあった政治家と官僚、官邸と自民党、自民党と野党の間の"非公式な調整メカニズム"がこわれてきた。

働かなくなっている」「マナーからルールへ」「政策通より政治通に」――公明党についても、そうしたことをチェックし、バランスをとり、政策をうながす役割を期待していると感じた。


医療崩壊 医師の主張.jpg日本医師会の唐澤会長が、今、せっぱつまった気持ちを、きわめて冷静に書いている。医師不足と地域格差。過酷な週77.3時間労働の20代勤務医。新医師臨床研修制度の問題。医療費の抑制と刑事訴追への不安と医師の萎縮。総医療費を10%上げよ。看護師の不足。
唐澤さんは心技体のなかでもとくに心が大切であり、心でものを見て考える医師を育てたいと語る。
この一年、医療問題に取り組んできた私は、全く同感。そして本当に打開しなければならない。 


モンスターペアレントの正体.jpgクレーマー化する親たちは、余裕がなく、いっぱいいっぱいで、不満もストレスも不安もたまりにたまっている。
そして不幸を嘆き、少しでも幸せそうな人に鬱積したものをぶちまけたいというマグマがたまっている。しかも、コミュニケーションの減少と不全があり、この国の人間関係は希薄化しているうえに、IT、携帯が仮想空間に拍車をかけている。そのうえ、教師(それは議員も役人も医者も)は、サービスするのが当然という店員扱いをされるという社会の大きな変化がある。

お医者様でも先生でもなく、保護者様、患者様意識はそうしたことからでき上がっている。山脇さんの「教室の悪魔」は攻撃的だったが、この本もまた見事に実態を見せてくれ、解決策を示してくれている。

「幸せになること、自分の力で幸せになるのだ」「人生とは勝ち負けなのだろうか。幸せか幸せではないかではないのだろうか」との締めくくりの言葉はズシッと心に響く。 


仕事で本当に大切にしたいこと.jpg
生命保険はかつては死ということの保険だったが、長寿社会の今は、病気等になった時の生きるための保険となっている。そうなっているのは、日本で初めての「がん保険」を起ち上げた大竹さんのアメリカンファミリー生命保険会社が、個人生命保険分野の保有契約件数で日本一となっていることと大いに関連する。


近くに住んでいる大竹さんのチャレンジ精神、勇気、前向きの格闘、失敗こそ貴重な財産、使命感をもって生きよう、目標をもとう、リスクを恐れるな――8章にわたる68の見出しの項目は21世紀のグローバルな競争社会のなかで、自分が自立して、自分に真の意味で忠実に生き切ることの大切さを、示唆している。 


YOUTUBE.jpgまず米大統領選挙。選挙が変わっている。インターネットが選挙を変えている。You Tubeの選挙特設サイトが大きな変動をもたらしている。大衆が積極的に選挙戦に参加するIT政治時代。制御するルールをどうつくるか、難しい時代だ。ヒラリー・クリントンの集会の代金は50ドル。タウンミーティングはその代金で質問ができる。
そして河内さんはアーミテージやエズラ・ヴォーゲル、ジョセフ・ナイらの生の発言を紹介してくれる。それ以上に面白かったのは、チャーター・スクールの実態や介護の現場の話だ。
米の現場の生の姿を紹介してくれているのは極めて新鮮だ。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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