農業が日本を救う.jpgスーパーNISHIYAMA、カルビーの「三連番地主義」、カゴメの悪戦苦闘など、現地を歩きながら、農業を21世紀最大の成長産業にもっていこうと呼びかける。農業(コメ)、農政専門ではない財部さんだからこそ、新しい角度で見ることができる。
そこで問題となるのは、農地法で貫かれた「耕作者主義」。農地が「資源」ではなく「資産」になってしまっていると指摘している。

昭和35年にカロリー摂取量(これ自体は全2500kcalでそう変わっていない)の半分がコメだったが、今はその半分の4分の1。農家は606万戸が285万戸。従事している人は1445万人が335万人。農地面積は470万haだが、耕作放棄地は38.6万haにもなる。農地は余っている。

「農地を貸しやすく、借りやすくできるように」「減反せずに、そこで飼料米や米粉ができるように」「コメの農政だけでなく、各方面の地域性も生かす農業に」と私はいってきたが、そうした方向に今、間違いなくなってきている。


軍師の生きざま.jpg戦国時代に活躍した軍師を描いた時代・歴史小説の傑作10編が収められている。

「武田晴信(信玄)の下にいる板垣信形」(新田次郎)、「坂口安吾の描く斉藤道三」、「軍師・山本勘助の恋」(宮本昌孝)、「海音寺潮五郎の描く黒田孝高と娘・八重」「石田三成(火坂雅志)」「直江兼続(尾崎士郎)」「真田幸村(大佛次郎)」など・・・・・・。

出世、名誉、私利私欲的野心に基づく策謀と知恵もあるが、義や信や恩を報ずる人の道に重きを置いた命のかけ方もある。今年のNHK大河ドラマは、上杉家の直江兼続(火坂雅志の「天地人」)が主人公となる。


なにもかも小林秀雄に教わった.jpg思索頭脳というものがあるように私は思う。本を読み、哲学・思想にふれていると頭脳に幅と奥行きとうるおいが生まれてくる、そうした頭脳の状態だ。
木田元さんの「現象学」を読んだのは、これが1970年に出版されたわけだからもう30数年前のことになる。大学在学中か就職したばかりの頃だ。
ランボオ、ドストエフスキー、キルケゴール、そして、木田元さんの迫ったハイデガー、メルロ・ポンティ。近代理性主義の限界を見て、それらを読み、解き、思索する人々が世界に一気に出た。日本も。

木田さんは、読書の師匠は小林秀雄に限られなかったと「あのころは、文学のいい師匠さんが大勢いた」と淡々と語っているが、再びまた「その総元締のような感じだったのが小林秀雄であった」と語っている。小林秀雄の思索の強靭さ、深さは、私自身感じ入り、著作だけではわからないと、肉声のテープを手に入れて何度も聞いてきた。何ともいえない落ち着いた心を得たものだ。「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる」という言葉などは思索における華麗で切れ味ある匠の技だ。

しかし、それにしても木田元さんの哲学への踏み込みにもすごみがある。


夢をかなえるゾウ.jpg大変なベストセラーで、確かに面白い。老練のようだが、なんと水野さんは32才だというから、息子と慶大の同級生かもしれない。えらいことだ。
成功の秘訣はここに書かれているとおりだと思う。だが、それは成功というより、いい、楽しい人生を送る秘訣ということでもある。ガネーシャから出される課題を、1つ1つ実行すると、人生はそうなるはずだが、じつはその根源に、生命力が必要だと思う。

愛嬌にも勇気にも、感謝にも、挑戦にも、行動にも、自分や他人をホメたり喜ばせたり運がよいと思ったりするにも、笑い笑わせることにも、楽しむにも生命力がいる。テクニックではなく、それが根源なのではないか。


熱き心.jpg山本寛斎さんが、身体をこわして、残しておきたいと思った言葉、考え方、生き方。熱血語10ヵ条だ。
思いを、夢を、やりたい事を、ピュアにストレートに、言語、身体、行動を全部使ってぶつける「熱血語」10ヵ条だ。「外見こそが最も重要な自己表現だ」「夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること」「未来に前例などない。迷ったら新しいほうを選ぼう」「最後まであきらめない人に未来は開かれる」「好きなことに没頭しよう!そうすれば辛いことも苦にならない」「戦いの前に"勝つべき理由"を明確にせよ」――など。

朝5時に起床して、木々にふれ、青空にふれ、大地にふれて、細胞が目ざめて、一気に1日をスパートする。日本人が世界の舞台でド肝を抜く。今日本で最も必要なエネルギーあふれる、元気になる書。

<<前の5件

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

私の読書録アーカイブ

上へ