5164HNxHG8L__SX341_BO1,204,203,200_.jpg中学時代の仲間が、50歳になって偶然に再会する。青砥健将も須藤葉子も離婚等もあって今は一人暮らし。人生経験も重ねてきた二人は互いを思いやり、また惹かれていく。大人の恋愛――。しかし須藤は厳しいガンとの闘いの日々となる。青砥は彼女に寄りそうが・・・・・・。

日常の現実のなかで、透きとおった心の通い合いが精緻に描かれ、「平場の月」という表題に納得する。絶妙な筆致、渋さも加えられた大人の恋愛の距離感、幸運な人生とはいえないが屈折しない姿勢、生きる哀しみの共有・・・・・・。心にしみ入る素晴らしい大人の恋愛小説。


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統一地方選の第一声――。3日、統一地方選の第一声となる公明党の街頭演説会が上尾市、さいたま市で行われました。いしわたり豊予定候補(埼玉県議会上尾市・伊奈町)、さいたま市の、てるきな弘志予定候補(中央区)、服部つよし予定候補(大宮区)が力強く決意を述べました。

私は、「人口減少・少子高齢社会に対し、全世代型社会保障の実現が最も重要だ。その推進力が公明党である」「災害のレベルが明らかに上がっている。防災・減災に先頭に立って戦っているのも公明党だ」と訴えました。

またこの日、「節分会」「新年会」「もちつき大会」など多数の行事に参加しました。

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1日(金)、「東アジア文化都市2019豊島」の開幕式典、レセプションが池袋の東京芸術劇場で盛大に開催されました。いよいよ国際アート・カルチャー都市・豊島のスタートです。

「東アジア文化都市」は、日本・中国・韓国の3か国から1都市が選抜され、今年は日本の「豊島区」、中国の「西安市」、韓国の「仁川広域市」です。

開幕式典には、主催者である高野之夫豊島区長をはじめ、西安市の徐明非副市長、仁川広域市の朴俊夏副市長など、多数の方が参加。韓国芸能団や中国芸能団の公演、日本のアニメ音楽オーケストラなどが行われました。大変な盛り上がりで、11月末まで様々な文化の交流イベントが行われます。

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41-e6E1V6mL__SX304_BO1,204,203,200_.jpg知識中心、知識偏重の日本の教育と社会。「学校は、知識の伝授に多忙で、生活が大切であることを忘れたか、それを考えようとしてこなかった」「知識、情報のあふれる現代では、健康的生活習慣だけでは不充分である。・・・・・・よい知的生活習慣を身につければ精神的活力の源となって、人生を豊かにすることができる。知的生活習慣によって、人間は新しい人間になることができる」――。

日常の生活。「日記をつける」「仲間をつくる」「横になる」「声を出す」「朝、体を動かす」「風邪は万病のもと」「生活を大事にする」など、ごく普通の日常のなかでの「知的ひらめき」「なぜ、どうしてという問いかけ」がいかに人生を豊かにするかを語りかける。「たいていの人間は、毎日、雑然としたことをしている。ほうっておくと、編集のない雑誌のようになる。生活を編集すべきである。生活のエディターとして、整理を加えれば、人生は充実したものになる」「知識は貴重である。ただ、生のままでは、思考を封じるおそれがある。思考にとって役立つ知識は、善玉忘却をくぐってきたものである」「おしゃべりの仲間をもつ。おしゃべりクラブをつくる」「自分の生活を知的にする。そして知的なものを生活化する。さらに、知と生活の融合をさせられれば、人間としての価値は大きく高まる」「ここまでのべてきたことは、多くこの知的生活の発見、生活的知性の覚醒ということに収斂していくように考える」・・・・・・。


41nDBPgcjHL__SX336_BO1,204,203,200_.jpgある結婚披露宴――。新郎・伊勢田友之47歳、新婦・鈴本早紀29歳。家庭向け清掃会社の社長と社員だが、経歴も見た目もまるで釣り合わない。早紀には交通事故で両親を突然失うという過去があったし、友之には出生の秘密があった。そして披露宴の新婦のテーブルには親族は少なく、なじみではないメンバーが座っていた。確かに皆にはそれぞれの過去があり、思いがあった。

そのそれぞれの思いを「祝辞」「過去の人」「約束」「祈り」「愛でなくても」「愛のかたち」の6篇として描く。いずれも、心が通い合うことの込み上げる喜びが静かに伝わってくる。「ありがとう、結婚してくれて」「人生って悪いものではない。きっといいものだ」「いい人はいい人生の物語をつくる」――。しみじみとした感動が押し寄せてくる。とても良い作品。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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