天子蒙塵(二).jpg1931年9月18日、奉天の郊外、柳条湖の南満洲鉄道の線路爆破(満州事変)。その前年の1930年4月のロンドン海軍軍縮条約、11月の浜口雄幸首相の東京駅での狙撃。1月には金解禁、世界恐慌の嵐。1932年3月、満洲国建国宣言、溥儀が執政に就任。そして国際連盟はリットン調査団を派遣。この激動のなか、中国で日本で、各人の思惑が錯綜し、激突する。

大清の復辟を熱望する溥儀、梁文秀。その流れに従う張景恵。それに断固として抗う馬占山は「還我河山。我に山河を返せ」と叫ぶ。一連の挑発行為の中心者・関東軍の板垣征四郎、土肥原賢二、動かす石原莞爾。土肥原の下にいた志津邦陽。そして日本国内において関東軍と見解を異にする永田鉄山、呼び寄せられる張作霖の軍事顧問であった吉永将。石原等の関東軍参謀たちが拡げた大風呂敷を、どう畳むかという使命に立つ武藤信義大将と溥儀の会談。東北軍を離れ"龍玉"を持つ李春雷と林純先生・・・・・・。

「満州国とは何か」――満州国建国をめぐり、謀略渦巻く濁流の時代を描く。


富山市 170219.jpg 砺波市 170220.jpg

19日、富山県に行き、公明党の時局講演会を富山市と砺波市で行いました。4月に市議選を控えているだけに意気軒昂の時局講演会となりました。

富山市は昨年、政務活動費問題で大きく揺れ、出直しの補選が行われましたが、4月には再び市全体の選挙が行われます。砺波市は定数が減って大激戦です。私は、公明党は政治改革を進めてきた「清潔の党」であるとともに、最近の給付型奨学金や年金受給資格の25年から10年への短縮など庶民の側、生活者の側、弱者の側に立つ政策実現の党だ。また、「公明党とは太陽の党」として全ての人に分け隔てなく心の中に太陽を昇らせる行動の党だ、と訴えました。


税理士会 170214.jpg

2月16日から確定申告の受付けが始まりました。それに先立ち14日、北とぴあで東京税理士会王子支部主催の「所得税確定申告無料相談会」を視察しました。多くの方々が相談に来られていました。

今年は社会保障・税番号(マイナンバーカード)制度の導入後、初めてとなる確定申告となり、2月初旬から皆さんの手助けを行っております。

税理士の皆さまに感謝致します。


トヨトミの野望.jpg世界は競争激しいIoT、AIの時代。昨年9月のG7交通大臣会合でも第1のテーマは「自動運転」。世界の自動車業界のみでなく、IT業界をも含めて熾烈な技術戦争、ビジネス戦争の真っ只中にある。ハイブリッドカーは既に現実の過去となり、電気自動車、水素自動車の激烈な競争も可視化された現実だ。

この20年、巨大自動車企業"トヨトミ"は、世界の中で"戦う"トヨトミであり、日本経済の推進力だが、そこには現場で汗と涙で結束して正面突破してきた強靭さがあった。剛腕の武田剛平、プリンス豊臣統一を軸に、危機感と突進力が描かれる。「血が勝つか、汗が勝つか」などではない。創業の精神は組織の底力だ。日本経済の柱・巨大企業は10年後、20年後を凝視し、世界で勝たねばならない。


Tの衝撃.jpg軽井沢の近くで輸送中の核燃料が武装勢力に奪われた。奪われたのが自衛隊で、奪った者の正体は不明。同時刻に、岐阜県の飛騨山中で土砂崩れが発生、地震研究所の教授、准教授、助教が飲み込まれる。陸上自衛隊の運用支援・情報部の溝口三等陸佐は、襲撃犯の洗い出し・拘束を寺田幕僚長から命じられる。内密、超法規、しかも期日限定の10日間の短期だ。

手がかりなしの全くの闇のなか、襲撃・攻防・殺戮が連続するなか、驚愕の事実が徐々に見えてくる。北朝鮮、国内での極秘戦略組織、米国・・・・・・。広がりと闇は深く、危険で激しく厳しい。「ゼロ」シリーズに続いて、壮大なスケールのパニックサスペンスだが、新たなテーマの傑作。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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