中央工学校①.jpg 中央工学校③.jpg

23日、100年以上の歴史を刻む建築・土木・測量等の専門家を育てる「中央工学校」で講演を行いました。テーマは「国づくりを担う若者への期待」。約300人を越える学生が真剣に聴いてくれたのが印象的でした。

災害も多く、インフラの老朽化も始まっている日本。一方では高齢化・ゼロエネが求められる住宅やコンパクトシティの都市づくり、物流や観光を加速させ、成長を促進する道路・新幹線・空港・港湾等のストック効果等、インフラ整備は大きな役割りを果たしています。そのなかで技能者・技術者の不足は顕著です。とくに若者です。

講演では「防災・減災・老朽化対策・メンテナンス・耐震化の重要性」「住みやすいスマート住宅、スマートウェルネスシティの方向性」「対流促進型国土をめざす国土のグランドデザイン2050」「コンパクトシティ+ネットワークの国土形成」「インフラのストック効果をメルクマールとした選択と集中の投資」......。具体的な実例を数多くあげて説明しました。

さらには「現場の人手不足、技能者・技術者不足の現状」を述べ、「モノづくり日本、技術大国日本。それは若い人の現場力にかかっている」「労務単価を国交大臣時代、10数年振りに3回引き上げ、環境整備をしてきた」「きつい、汚い、危険の3K職場ではなく、新しいプラスの3K"給料がいい、休暇がある、希望がある"の業界をめざしている」等々、若者への期待を訴えました。


サイコパス中野信子著.jpgリスクに直面しても恐怖や不安を感じない人間、共感性が低い人間、平気でウソがつける人間、他人を傷つけても後悔も反省もないし、過去の経験から他人の気持ちを学ぶこともできない人間。表面的な魅力、不安の欠如、罪悪感の欠如、不誠実・自己中心的・親しい関係を継続して作れない、情動の乏しさ、プレゼン能力だけ異常に高い・・・・・・。そうしたサイコパスが1%、つまり100人に約1人いるという。

「精神分析の失墜と脳外科の台頭」のなか、「脳科学」がサイコパスの脳の謎を徐々に明らかにしつつある。カギは「扁桃体と眼窩前頭皮質および内側前頭前皮質とのコネクティビティ」。それらの活動が低く、「良心というブレーキがない脳」「倫理・道徳というルールを学習できない脳」だ。

歴史上の人物として排除されずにのし上がった「勝ち組サイコパス」と思われる人物として、織田信長、毛沢東、ピョートル大帝、マザー・テレサなどが上げられ、分析されているという。


議員総会 170120.jpg20日、第193回通常国会が始まりました。会期は150日間、6月18日までとなります。まず前半は平成28年度の第3次補正予算案と来年度予算案の早期成立。そして後半は重要法案の成立と迅速な執行に全力を挙げ、「経済再生」「一億総活躍社会」を確かなものにすることです。党として衆参両院議員総会でスタートしました。また安倍総理、大島衆院議長にも挨拶をしました。

第3次補正予算は北海道等の豪雨災害の復旧が中心ですが、私が強く主張をした再度災害防止策が盛り込まれています。

来年度予算案は、昨年法律化した無年金対策や、返済不要の「給付型奨学金」の創設を実施するための予算化、1億総活躍社会を進めていく上で欠かせない保育士や介護士の処遇改善に向けた施策が盛り込まれました。公明党の強い主張の実現です。経済成長の柱となった観光では、「2020年に4000万人」の目標達成に向け観光資源の魅力向上や訪日プロモーションの強化、宿泊施設の確保など快適な旅行環境の整備などを計上しています。

大島議長①.jpgまた、天皇陛下の生前退位に関する法整備は、国民の総意をどのように形成していくのか、静かな環境で議論を進めることになります。また今年の焦点はトランプ大統領の就任をはじめとする各国の政治の激動。日本は不安定な流動化に振り回されないよう、自らの確たる道を進むことです。公明党が掲げる「希望がゆきわたる国」の実現へ、頑張ります。


喧嘩 すてごろ.jpg建設コンサルタントの二宮と二蝶会を破門された"疫病神"桑原のコンビが、議員選挙に関するヤクザ絡みのトラブル処理を請け負う。票集めのトラブルの背後には、巨悪のあることが発覚し、二人は(悪)知恵をしぼって大立ち回りを演ずることになる。

「疫病神」シリーズだが、二人の掛け合いと早いテンポは絶妙。関西人のエネルギーとユーモア、ボケとツッコミ、体当たりに引き込まれる。ステゴロとは素手の喧嘩をいう。


世界大変動と日本の復活.jpg世界の大激震のなか、日本の安定性は"特異"だが、妙な一服感に浸ってはならない。2020年、東京五輪は復活に大きな力となる。「竹中教授の2020年・日本大転換プラン」が副題だ。

成長戦略として「特区とコンセッションを大胆活用する(規制に埋めつくされている日本)」「東大民営化は教育改革の目玉となる(教育は経済の基盤)(英語力で日本の趨勢は決まる)」「ゲストワーカーで労働人口減に対処する(働く人のパワーをもっと生かす)(同一労働同一賃金で格差解消)(男女雇用格差をなくす)」「負の所得税は画期的なセーフティネット(インクルーシブ・グロース)(中間所得者の税率引き上げを)」などを具体的に提示している。

イノベーション、生産性革命、働き方改革にアグレッシブに挑まないと、日本の未来は縮む。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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