進化を続ける石炭火力発電――。石炭火力の問題は、CO2排出の問題と、エネルギーに変える効率をいかにあげるかという2つです。9月23日、神奈川県横浜市磯子区の磯子火力発電所を、斉藤鉄夫衆院議員、上田勇衆院議員、佐々木さやか参院議員、和田卓生、望月康弘、竹野内猛、高橋正治ら各横浜市議とともに視察しました。
この横浜磯子区にある磯子火力発電所(電源開発株式会社)は、最新の環境対策設備を備えるとともに、発電熱の高効率化を実現。環境負荷低減とエネルギー効率向上を両立したコンパクトで世界最高水準の都市型石炭火力発電所です。
昭和42年5月から稼働している同発電所は、東京湾に面する13の火力発電所の中で唯一の石炭による火力発電所。環境対策が進み、平成14年に1号機、平成17年に2号機が運転を開始――。旧発電所に対し発電力は2.2倍、発電熱効率は5%もあがりCO2は17%も削減しました。煙突からの煙は全く見えなく、世界で最もクリーンな石炭火力発電所となっており、世界からも次々と視察団が訪れています。
エネルギー政策は国にとって極めて重要な政策。エネルギーの確保、再生エネルギーの拡充、温室効果ガスなどの環境対策の両立にさらに力を入れます。
「長寿、イノベーション、経済成長」と副題にあるが、きわめて平易に経済の本質を示している。人口減少が進み、財政赤字は拡大し、地方消滅の危機が叫ばれている。そして、経済成長はムリ、望むことではない、ゼロ成長の定常社会論などが提起されるようになっている。吉川さんは、実は人口減少も含めてそれらは、ロバート・マルサス、アダム・スミス、デイビッド・リカード、そしてケインズ以来論じていたことだと指摘する。そして今、日本に蔓延する「人口減少ペシミズム」を排すること。とくに日本の企業がこの「人口減少ペシミズム」を克服することが、カギを握っている。人口減少は大きな問題だが、日本経済の「成長」については「人口減少ペシミズム」が行きすぎている。高齢社会等の社会の変化は、人が安全・安心・豊かに生きるための新しい需要、高い購買力を要請しているではないかと指摘する。
人口と経済――。「先進国の経済成長は、基本的に労働人口ではなく、イノベーションによって生み出されるものだ」「労働生産性の上昇は、労働者の頑張り、やる気、体力ではなく、広い意味での『技術進歩』つまり『イノベーション』、資本蓄積、産業構造の変化によってもたらされる」「需要の飽和に対しては、新しいモノやサービスの誕生、つまり『プロダクト・イノベーション』だ。需要の飽和において、通常は"水と油"と考えられるケインズとシュンペーターの経済学は急接近する。需要の不足によって生まれる不況を、ケインズは政府の公共投資と低金利で克服せよと説いた。シュンペーターは需要の飽和による低成長を乗り切る鍵はイノベーション以外にないと主張した」「経済成長至上主義を説くのではない。・・・・・・経済成長の果実を忘れて"反成長"を安易に説く考え方は危険ですらある」・・・・・・。各国の経済に合った経済成長の方が、ゼロ成長よりはるかに自然だと、説得力をもって説く。
19日の敬老の日――。65歳以上の高齢者は3461万人、総人口に占める割合は27.3%で、昨年より0.6%増の過去最高。なかでも女性は30%を越え(30.1%)、1962万人となりました。
この日、地元では連合町会の「輪投げ大会」が行われ出席、開会の輪投げを行いました。大半が65歳以上で、90歳を越える人も何人も参加、大活躍に沸きました。ゲートボールはめっきり減り、輪投げ大会が盛んになっています。街の変化です。
また敬老会もめっきり減り、区や町会からお祝いを届けるように変化しています。団地などでは7割が70歳以上という所も多く、本当に高齢者が増えています。一方、活動的な高齢者も増え、「65歳以上=高齢者」の定義を見直すべきだとの声も浮上しています。現実に日本の高齢者の就業率が増加しており、日本の高齢者の就業率は21.7%、主要7か国で唯一、20%を越えています。「健康で長生き」――健康長寿社会への対応が大事です。
何ともジーンとくる小説4話だ。舞台は路地裏の地下にある狭い喫茶店・フニクリフニクラ。ところが、これが都市伝説ともなる不思議な「過去に戻れる喫茶店」だ。過去に戻るにはこの店の「ある席」に座った時で、しかも「コーヒーが冷めない間」だけで、「過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない」等のルールがある。
心温まる4つの奇跡の物語。「恋人(結婚を考えていた才色兼備の清川二美子と恋人の賀田多五郎が別れる話)」「夫婦(記憶が消えていく男・戻木と妻の看護師・髙竹の話)」「姉妹(家出した姉・平井八絵子と旅館を継いでいた妹・平井久美の死)」「親子(この喫茶店で働いている華奢な妊婦・時田計とその子供・ミキの話)」――。
恋人、夫婦、姉妹、親子。いずれも最も近い存在であるゆえに、人は過剰な気づかいと安心ゆえの無関心の日常に覆われがちだ。長い間に蓄積された思い込みや誤解から抜け出せないでいる。その呪縛を解いてくれるのが非日常の極みの「過去に戻れる喫茶店」だ。4話とも「ありがと・・・」で締めくくられる。感動する。かつて映画「HANA-BI」で、一言もセリフを吐かなかった岸本加世子が北野武にたった一言「ありがとう」と言った感動的場面が再現されるかのようだ。何一つ現実は変わらなくとも心が変われば世の中は三変土田する。
17日、都内で第11回公明党全国大会を開催。26日からの臨時国会、明年の東京都議選などの地方選挙、更にあと2年の間に行われる衆院選の"常在戦場"の構え等、勝利へのスタートを切りました。山口代表、井上幹事長の現体制を継続、私も引き続き党議長(全国議員団会議議長)として戦うことになりました。
安倍内閣、自公連立政権として4年弱。「経済再建」「成長と分配の好循環」「東北の復興」「防災•減災を含む危機管理」「一億総活躍社会」などに全力を上げます。特に公明党は「大衆と共に」の原点を踏まえ「庶民直結」「現場主義」で頑張ります。
また党大会終了後、現場に直行。盆踊りや祭礼などに出席し、多くの方々と懇談をしました。