VA 170304②.jpg春らしい暖かさとなった4日。地域では、党青年委員会の「東京ボイス・アクション」が行われました。東京・北区の十条駅と赤羽駅周辺で実施された政策アンケートに、私も地元の大松あきら都議(都議選予定候補=北区)や区議らと参加しました。

一方、北区立赤羽会館では、公明党北総支部女性部による「災害に備えて命をつなぐお片付け&備蓄」と題した女性の視点を生かした防災対策のセミナーが行われました。若いお母さん方がたくさん参加されており、防災対策の大切VA 170304①.jpgさについて意見交換ができました。

また、北区の滝野川第6小学校と紅葉小学校が統合するにあたり、先週と今週で両校の閉校式が行われ、私も参加。多くの方々と懇談しました。


江戸おんな絵十二景.jpg藤沢周平没後20年の記念出版。歌麿や豊国、国貞などの1枚の浮世絵から主題を得て、ごく短い一話をつくり上げた掌篇小説。1月から12月までの江戸の季節感ただよう12話。

「あっ」とか「はっ」とか、刹那の女の心の動き、しみ通るような悲しみや小さな安堵、江戸の女の息づかいが伝わってくる。江戸庶民の情感と粋、そして景観と色彩に柔らかに包まれる。

たとえば「馬場通りに出ると、道の正面に沈む日が見えた。その光に照らされながら、おせいは人混みの中を追われるような足どりで歩いた。後悔しちゃいけないよ、これがあたりまえさ、とおせいは胸の中でつぶやく。唇を噛んで、町にただよう晩夏の赤い光を見た。ひとつの季節の終りが見えた」(「晩夏の光」の結びの文章)(絵は「江戸自慢 五百羅漢施餓鬼(歌川国貞)」)など、鮮やかな文章に思わずうなずく。仏典の「心如工画師」(まさに心は工(たくみ)なる画師の種々の五陰を描くごとし)を思う。


近代天皇論.jpg「『神聖』か、『象徴』か」と副題にあるように、天皇は神の子孫たる「神聖」な権威なのか、戦後民主主義の理念を徹底し神秘の片鱗を排除した崇敬される国民統合の象徴なのかを問いかけている。そして、神聖国家への回帰を批判する。

「ジレンマは明治維新に始まった――天皇と臣民のナショナリズム」「神としての天皇と臣民のナショナリズム」「明治維新の二枚看板の矛盾――王政復古と文明開化」「なぜ尊王思想は水戸藩で生まれたのか」「天皇の軍隊と明治天皇の神格化」「明治国家を神聖化した乃木将軍の殉死」「天皇の"仁政"による"慈恵"と福祉国家」「大正デモクラシーの陰で進んだ精神教育」「戦後も生きている国家神道」・・・・・・。

権威と権力、そして権威の源泉――。権力側に使われず、"神"でもなく、しかも、"人間"として議会制民主主義のなか国民から尊崇され、権威を保持する。200年、500年、それ以上も。日本の悠久の歴史のなかで象徴天皇制を考えるには、縦に横に、より重厚な思索が不可欠だ。


首都圏3環状道路①.jpg

ついに圏央道が成田まで直結――。26日、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の茨城県の境古河IC-つくば中央IC間が開通。湘南海岸から成田空港まで、都心を経由せずに直結しました。湘南・藤沢・相模原・八王子・桶川・北本(上尾)・つくば・成田が結ばれ、首都圏から放射状に延びる東名、中央、関越、東北、常磐、東関東の6道路が接続しました。

利便性、交通渋滞の緩和、観光振興(成田空港から日光、那須、富岡製糸場、川越などの観光地へのアクセス向上)、さらに私が推進してきたインフラのストック効果が格段に前進します。すでに沿線には約1600件の大型物流施設等も進出し、生産性が向上しています。

また外国人観光客等にもわかりやすいように、国交省は全国の高速道路に割り振った路線番号を初めて表示(圏央道はC4、東北道はE4,東名はE1など)、高速道路のナンバリング標識が設置されました。

インフラのストック効果はめざましく、希望をもたらすと思います。


日本史のなぞ.jpg「なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか」が副題。なぜ日本には革命がなかったのか。そのなかで唯一の例外として北条泰時がある。革命の困難、革命の不可能性を具現するのが天皇(の持続)だが、北条泰時は正面から皇室と朝廷と戦い(承久の乱)、成功した。「清盛や頼朝がなしたことは、まだ革命とはいえない。・・・・・・彼らは結局、天皇や皇室の権威に助けられ、その権威を受け入れた上で活動しているからである。日本史の上での真の断絶は、清盛や頼朝のところではなく、泰時のところで画されているのである」という。

「天皇の機能の中核は、この"知る"ことに、執政の現実について"知る"ことにあったのではないか」「聞知してくれる天皇がいなければ、そこに帰属していた意志の"再現"という体裁を構成することができなくなってしまう」「臣下たちの欲望や願望を、ひとつの意志へと転換する装置だったのではないか。天皇の身体を通過することで、それらは政治的に有効な決定となる」・・・・・・。

中国の易姓革命(中国の皇帝の命令は、天命こそ根拠)、孟子の革命思想、「中国の易姓革命は、革命を否定する革命だが、西洋の革命は、まさに革命としての革命」「天の機能が維持されるためには、天は君主にとって"他者"でなくてはならない。それゆえ、日本には易姓革命はない。その端的な現れは、天皇が姓をもたないということである」・・・・・・。

唯一の革命家とする北条泰時を通じ、「革命」の視点から「東の革命、西の革命」「権威の源泉」を剔抉する。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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