徹底解説!アメリカ.jpg米大統領選挙を現地取材も含めて現場から徹底分析している。トランプ旋風、サンダース旋風とは何か。なぜヒラリーは思いのほか支持が上がらないか。

格差が拡大するアメリカ。"移民"に対する反発、民意の分断、決められない政治への苛立ち、ティーパーティーを生み出したもの、進む多言語・多文化、白人比率の急減とヒスパニック系の急増・・・・・・。若者をはじめとして不満・苛立ち、そして"怒り"がある。

また米大統領選挙の仕組み。そこに生ずる利権と中傷合戦とメディア。「センセーショナルな話」が受ける社会とトランプの"炎上商法"――。こうした選挙自体を現場取材のなかで、浮き彫りにする。

こうした動きは世界共通のものがある。「異質なものを排除し、自分たちだけの利益を追求する姿は"偉大なるアメリカを取り戻せ"というトランプの主張と重なる」「"炎上商法"に頼った人気取りは危う過ぎる」「世界中の国が内向きに、自分たちさえ良ければそれでいい、と考える勢力が強くなってきたのだろうか。世界中が感情的になり、冷静さを失っている」という。「世界が内向きになっていく中での大統領選挙」「分断され、格差が拡大するアメリカでの大統領選挙」「アメリカ社会の亀裂は、修復されることなく拡大していく」と、危惧を投げかける。


水力発電が日本を救う.jpg竹村さんは「黒部の太陽」がダムを造る土木技術者になる機縁となったというが、私もまた、小学生の頃に見た「佐久間ダム」建設の映画が、少なからず土木工学科に進む縁となっている。

本書の主張はきわめて明確だ。日本のエネルギーの未来を考える時、石油・石炭の火力、原子力には限界と問題がある。再生エネルギーが重要だが、水力発電はきわめて有効だ。「現在、日本の総電力供給量に対する水力発電は9%だが、潜在力を引き出せば30%まで可能だ」という。そして方策を示す。「多目的ダムの運用を変更すること。河川法や多目的ダム法を改正して、ダムの運用法を変えれば、空き容量を活用できる」「既存ダムを嵩上げすること。新規ダム建設の3分の1以下のコストで、能力を倍近くに増大できる」「現在は発電に使われていない砂防ダム等に発電させる」「逆調整池ダム建設によるピーク需要への対応を図る」だ。そして「小水力発電」に水源地域の持続可能な活性化発電モデルを見る。そのためには「水源地域事業を支援する水力発電専門技術者集団の支援センターの設立」「事業を支える地銀と事業保証システム」「水資源地域が小水電発電の利益を一身に受けるための社会的合意」を提示する。議員立法だ。巨大ダムの新設ではなく、環境破壊もない水力発電は大きな可能性があることを、技術も含めて示している。

「彼らの思い出には補償できない。俺たちダム屋にはどうすることもできない。それが辛い」――ダム屋の心の声も響いた。


わくわく団地まつり②.jpg  都営団地まつり①.jpg

10日、地元ではUR団地や都営団地のお祭りや祭礼などが盛大に行われ、多くの方々と懇談をしました。

UR団地では、商店街と自治会合同のお祭りが行われ、ステージ上でのショーや大道芸が行われたり、子ども向けの汽車の乗り物や屋台がでたりと、会場では子どもたちの元気な声が響き渡りました。

懇談のなかで、自治会の方々からは「近年、外国人の居住者が増え、今は約1割の世帯が外国人。コミュニケーションがうまく取れなかったり、ゴミの出し方が乱暴で困っている」などの声が寄せられました。

また都営団地では「約7割が70歳以上の世帯となり、約7割が単身世帯となっている」「ここで育った子ども達が家庭をもち、帰省してくることがあるが、近隣にコインパーキング等が少なく、困っている」等、さまざまな課題をお聞きしました。

わくわく団地まつり④.jpg


晩秋の陰画.jpg「掛け値なしの面白さ 著者初の現代ミステリー」と帯にあるが、ミステリーというよりも蓄積された心の奥がにじみ出る4篇の小説。

尊敬する高名なグラフィック・デザイナーの叔父から、死後に日記が届く。その意味するものを探る「晩秋の陰画」。飛行機恐怖症の男が、人の余命日数が見えてしまう特殊能力をもつようになり、その結末を描く「秒読み」。アラン・ドロン、リノ・バンチュラの「冒険者たち」に魅せられた人たちを描く「冒険者たち」。そして音楽評論、オーディオ評論、音にかけた男たちの人生の終章「内なる響き」。

これまで抱いてきた山本一力さんの世界が一変し、フランスへ、アメリカへ、音へ、ハーレーへ、深層心理へと時空を乱反射する。


世界史の大転換.jpg国際情勢は想定外の出来事も含めて激動の渦中にあるが、その背後の因果・相関関係を見抜く歴史的大局観が必要――その観点から二人が転換期の核心を語り合っている。

激流を象徴する事件の1つが、2014年3月のロシアによるクリミア併合(ウクライナ危機)。それは世界が再びナショナリズムの時代に回帰しはじめた、「力による領土不拡張」という戦後国際社会のルールを変えたことだ。もう1つは、世界中で経済格差の広がりがあり、貧困が固定化される。中層階級が直撃され、移民や既存のエリートに強烈な"怒り"をぶつける「ダークサイド」の社会現象があるという。こうしたダークサイドのマグマが噴出する世界の大きなうねりに、各国は今、その対策に苦慮している。

そうしたなか、中東、中央アジア、欧州、アメリカ、中国、そしてイスラム、IS、トランプ現象、中国の戦略等々・・・・・・。世界を一周して、歴史的大局観から解き明かす。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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