都市農業①.jpg10日、水耕栽培を営んでいる足立区舎人の農園を視察しました。ここでは家庭の食卓や学校給食に提供する小松菜、イタリアンレタス、サラダ菜など多くの野菜を栽培しています。

足立区では都市農家や調理業と連携をとり新鮮な野菜を使用し、天然のだしもいちから調理して、「おいしい給食」に力を入れています。給食を通して生産者への感謝、自然の恵み、調理をつくる人への感謝の気持ちなどを育む食育にも繋がっています。全国から視察に来るほどの給食となっており、食べ残しもなくなり、"食品ロス"対策意識が地域にも高まっています。

都市農業②.jpg都市農業はきわめて重要。私も力を入れており、この通常国会でも法改正ができるところまできました。市街地や周辺地域に住んでいる方々に地元産の新鮮で安全な農産物を提供すること、都市部にある貴重な緑地空間を利用した地域住民に安らぎのある場所を提供すること、災害を起こさない防災空間として利用することなど多くの役割りを担っています。これからも持続可能な都市農業の実現に向けて取り組んでいきます。


20170409国土強靭化講演S.jpg東日本大震災から6年目の3.11を迎えます。復興に更に力を注いでいきます。

8日朝、自民党本部で行われた国土強靭化推進本部の会合で講演を行いました。ここでは、「国土強靭化とインフラのストック効果について」と題し、「防災・減災・メンテナンスの重要性」「トランプの1兆ドル構想と荒廃するアメリカ」「公共事業の歴史的変遷」「GPS、ドローン、ロボット、準天頂衛星の未来」「国土のグランドデザイン2050」「コンパクト+ネットワークと対流促進型国土の形成」「インフラのストック効果」「建設産業の担い手の育成・確保」などについて講演。災害列島日本のなかで安全・安心・勢いのある国づくりへの挑戦を語りました。

311赤十字S.jpgまた、公明党は7日、東日本大震災の被災地に対する義援金300万円(第10次)を、日本赤十字社に寄託しました。これまで党の義援金口座には、4万8000件を超える真心からの支援が寄せられ、今回の10次で合計9億1900万円に上りました。大変貴い真心です。 党として、復興加速に総力を挙げ、「風化と風評被害」という二つの風と闘い、被災地に寄り添い続けてまいります。


やさしさ過剰社会.jpg「やさしさ過剰社会」になっている。「子どもを叱れない親」「生徒をほめるだけの先生」「部下を注意できない上司」・・・・・・。「SNSに反応しないと傷つけてしまうし、仲間からはずされる」「注意することは大勇気がいるし、注意されることは大屈辱で、キレる」「他人を傷つけず自分も傷つかないようにする配慮過剰」「内面に踏み込まず、傷つけ合わない、社交的やさしさ」という深入りしない友人関係・・・・・・。

たしかに日本人は「自己中心の文化」ではなく「間柄の文化」のなかにあり、自己主張をする人物を見苦しいと感じてきた。「間柄の文化」では相手と対決するような場面を極力避けようとし、「相手を否定しないやさしさ」を保ってきた。相手に負担をかけないようにする思いやりのやさしさがあった。たとえば「察するに余りある」という言葉にある思いやり、慎み深い日本の文化があった。しかし、その伝来のやさしさが薄っぺらなものとなり、日本語の配慮、やさしさの婉曲な曖昧な表現においても、最近は「・・・とか」「・・・っぽい」「・・・かも」ともっと曖昧になっている。「やさしさ過剰社会」だ。それは「本当のやさしさ」ではなく気まずさを避けようとするだけの「上辺のやさしさ」の増殖だ。「偽物のやさしさ」に騙されてはならない。見分けられるようにしなければならない。「友だちのためになると思えば言いにくいことも言ってあげる友情」「子どもの将来のためと思えば憎まれ役を買ってでも厳しく叱る親心」「部下の成長のためと思えばリスクを負っても厳しく鍛える上司」・・・・・・。本当のやさしさをともに考えることだという。


竜は動かず(上).jpg竜は動かず(下).jpg英米仏蘭が日本を狙い、黒船来航以来、騒然たる幕末――。出色の才とうたわれた仙台藩士・玉虫左太夫は逐電し、江戸に向かう。儒学者・林復斎、目付・岩瀬肥後守、外国奉行・新見豊前守等との出会いに恵まれ、幸運にも日米修好通商条約の批准に渡米する外国奉行の従者の座を掴む。太平洋を渡る。そして日本初の世界一周を果たす左太夫の若き進取の眼は、鎖国で閉ざされた日本とは全く違う進んだ文明、恐るべき国力、誰もが同じ扱いを受ける共和の世界をとらえ、驚愕する。

将軍の後継問題に端を発する安政の大獄、桜田門外の変・・・・・・。帰国した左太夫は、藩主・伊達慶邦から、京洛の動静を探ることを命じられる。尊王攘夷、朝廷と幕府、長州・薩摩・会津、勝海舟・西郷隆盛・坂本龍馬・新選組。将軍家茂・孝明天皇の死、まさか薩摩と会津が手を組むとは・・・そして、終にはまさか薩摩と長州が組むとは。大政奉還と慶喜・・・・・・。歴史回転の濁流は、江戸を飲み込み、奥州は奥羽越列藩同盟をもって新政府軍を迎え撃つ。しかし、次々に破られ、列藩同盟の結束はもろくも破れ、同盟に奔走した左太夫の夢は潰える。幕末の各藩・武士の道と恩義と信念と気負い、なかでも怨念、「土佐は安政の大獄、長州は関ケ原、薩摩は木曽三川治水のお伝い。どれも恨みで動いている」・・・・・・。

左太夫が世界や京洛情勢を一定の距離感をもって見る立場にあるだけに、時流がよくわかる。(上)は「万里波涛編」、(下)は「帰郷奔走編」、副題は「奥羽越列藩同盟顛末」。力作だ。


ポピュリズムとは何か.jpg英国のEU離脱、トランプ米大統領誕生・・・・・・。その激震の背景に世界に広がるポピュリズムの台頭がある。その定義は「政党や議会を迂回して有権者に直接訴えかける政治手法」と「人民の立場から既成政治やエリートを批判する政治運動」の二つがあるとする。

反エリート、エスタブリッシュメント・既得権益への反発と断罪、代議制民主主義の機能不全と草の根の人々の意思の実現、権力分立・抑制・均衡の立憲主義原則の軽視・・・・・・。そして外国人流入への強い警戒感、反移民・反難民、反イスラム、排外主義、置き去りにされた人々への共感、標的への攻撃、メディアの活用と人民への直接の訴え手法・・・・・・。世界に広がっている姿だが、反エリートということに加えて、富裕層というだけでなく、既存の制度による再分配によって保護された層を"特権層"と見なし、その"特権層"を引きずり下ろすことを訴えかけることから反移民・反イスラムが生まれてくる。

「21世紀の世界はあたかもポピュリズムの時代を迎えたかのようである・・・・・・。ポピュリズムとはデモクラシーに内在する矛盾を端的に示すものではないか。現代のデモクラシーは、自ら作り上げた袋小路に迷い込んでいるのではないか」という。たしかに「ポピュリズムは、デモクラシーの後を影のようについてくる」(マーガレット・カノヴァン)だ。「既成政党の求心力の弱まりと政党間政策距離の狭まり」「組織の時代の終焉と無党派層の増大」「エリート層と大衆の断絶」「グローバル化と格差の拡充、二極分化」など、ポピュリズム躍進の舞台は今、揃い始めているようだ。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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