太田あきひろです。
昨日7日、福島県白河市(震災で延期された市議選が行われている)、宮城県仙台市を訪れ、現地の実情をさまざま聴いてきました。「放射能汚染が不安。とくに子どもが心配。学校では校庭など外に出るのは2時間に限られている。プールもこの夏はムリ」「農産物は売れなくて困っている」「仕事がない」「政府はゴチャゴチャしているだけで何もやらない。遅すぎる。被災地の気持ちが全くわかってない。国会議員はこちらにしばらく住んでみたらどうか」――などと、福島の人たちの声。仙台でも「ガレキの処理が進まない」「こういう時になると、リーダーがいかに大事か。本当に思い知る」など、毎日、毎日続く政府のゴタゴタにうんざりの状況。「遅い、にぶい、心がない」という菅民主党政権のひどさはあきれるほどですが、復旧・復興のために、本当にやらねばならぬことをやり抜かねばなりません。現場に行けば優先順位がわかる。現場の苦境打開に頑張ります。
今風に言えば、「コワーイ」ということになろう。以前なら「世にも不思議な物語」か。愛する夫婦の"心の秘密"、仏法でいうマナ識(七識)、八識のアラヤ
識の世界が、ある瞬間、浮かびあがる。夫婦、親子、友人――しかし、各人の意識の深層は当然、独立している。何気ない日常を描きつつ、最後に人間の怖さを
見せつけるドンデン返し。そんな短編が続くが、放送作家らしいドラマ性が面白すぎてちょっとクサイ。
「自然エネルギーと共同体自治に向けて」という副題。市場や国家などシステム過剰依存による共同体空洞化が、孤独死・乳幼児虐待放置など、あらゆる場面
で噴出しており、共同体自治へ向かうことが大切だ。それはエネルギーも同じで、電力会社も電源種も自家発電も選べる国に脱皮せよ(先進国標準だ)。エネル
ギーや物に頼らなくても幸せに溢れた社会がある――そう宮台さんはいう。飯田市や上関原発に隣接する祝島でのエネルギーや共同体自治の動きを、二人はさま
ざま紹介する。
原発反対・原発推進の構図を脱し、情の日本思考を越えるには、相当な広範、重厚な論議と実証の積み重ねが必要だ。
放射線が人体に与える影響について、これ以上わかりやすく解説はできないほど。言葉と単位、積算――定義から語る。放射線を「正しく怖がる」ことが大切と
説く。大量の被ばくとなると、「同時多発的」にDNAの切断が発生するが、一方で細胞は放射線によるダメージには「慣れて」おり、DNAのキズを「修復」
する能力を身につけている。100ミリシーベルト以下については、「より安全」の確率的影響を述べている。
太田あきひろです。
昨日、ついに気仙沼にカツオが揚がったというニュースが大きく流れ、現場からも喜びの報告がありました。「6月にカツオが揚がれば、気仙沼は生き返る」――私が5月1日、気仙沼に行ったときに、市長、副市長、漁業関係者から切実な訴えを聞きました。現場は船も港も街も復興どころか復旧もままならぬ状況。「氷、油、エサの3つを支援してほしい」という訴えに、私は農水大臣、水産庁長官をはじめ多くの方に要請を行ない、動いてきました。地元関係者はもとよりのこと、政治もマスコミもボランティアの方々も、各界・各方面の多くの方々に頑張っていただき、ついにカツオ水揚げ日本一の気仙沼に、カツオが揚がりました。
うれしい限りです。