太田あきひろです。
「脆弱国土を誰が守るか」――この土・日、5月というのに台風の影響で大雨が日本列島を襲いました。地震も台風もあり、そして列島の背骨の部分は山脈があり、川は急流。降った雨は2日で大方は海に流れる。治山・治水・利水の大切さを毎年、思い知らされます。
国土に働きかけてきたがゆえに、日本人が生活を営んでいるという、国土学に基づいたしっかりした対策が、常に続けられなければなりません。
昨日(29日)、雨のため多く予定されていた小学校の運動会は中止されましたが、北区豊島にできあがった、緊急避難施設を視察しました。空いた中学校の施設を改装し、畳を入れ風呂や洗濯、食事のできる場所も含め、26家族、100人規模に対応できる緊急避難施設です。東日本大震災で長期にわたって避難を余儀なくされる人々を受け入れることができます。東京23区で2番目のもの。あらゆる面にわたって支援することが緊要です。
頑張ります。
「石油に代わる新エネルギー資源」と副題にあるが、石油文明に変わるのは自然エネルギー・水素社会か、という問いを発している。突破する解は「マグネシウ
ム循環社会」――。太陽光発電などの自然エネルギーだけでは石油の代替にならない。水素は運搬や貯蔵が難しい。「太陽熱を利用した淡水化装置を使って、海
水中の塩化マグネシウムを取り出す」「太陽光からレーザーをつくる」「太陽光励起レーザーで酸化マグネシウム(熱を加えて塩化マグネシウムを酸化マグネシ
ウムにしておく)を、金属マグネシウムに製錬する」「それを交通機関や発電所などの燃料として利用する」「利用したあとに残った酸化マグネシウムを再び金
属マグネシウムに製錬する」――この循環の研究が進められている。極力やさしく書かれている。挑戦しないと何も生まれない。緊急事態だ。
阪神淡路大震災の1995年1月17日から50日間の記録、そして、今回の東日本大震災に寄せた「東日本大災害のテレビをみつつ」。神戸市在住の精神化医
の中井久夫さんが、あの阪神淡路大震災で被災者、医師、ナース、医療ボランティアの人々とともに格闘した記録だが、「何を見」「どう動き」「何を感じ」た
か、観察は現実感覚・責任感覚をともない深く、なまなましい。「内部からみた外部と外部からみた内部との乖離」「1日1日、時間を経るごとに変化していく
重要問題」「戦闘消耗」「災後の共同体感情とその軟着陸」――今、東日本大震災はその「被災者(地)の心」が緊要な課題となっている。必読の書。
太田あきひろです。
先日、石巻市の公明党議員からはずんだ電話をいただいた。「大型貨客船を使ってのショートステイが始まりました。皆、大変喜んでいます」――。
大被害を負った石巻市は、今も7600人余りが避難生活を余儀なくされていますが、船を使ってお風呂や食事ができてリフレッシュしたらどうか。そうした公明党の渡辺拓朗議員の提案を、4月13日、石巻市に行った私が市長のもとでこれを聞いて、動いた結果、5月17日から実現の運びとなりました。
多くの方々の御協力をいただきました。「仮設住宅の遅れ」「心の傷」が大きな問題となっている時だけに、喜びが電話から伝わってきました。多くの方の真心に感謝しています。
地元紙や今日(22日)の公明新聞にも掲載されています。さらに頑張ります。
2010年4月、北アメリカのメキシコ湾で、国際石油資本のBPの石油掘削施設が破砕され、大量の原油が流出した。これは石油の時代の終わりの始まり、時代を画する事件ではないか――こういうことから二人の対談が始まる。