「どこに何があり、何をしているのか」と副題にある。そして原発ばかりが原子力施設ではない!と指摘し、原発から加工・再処理施設、研究炉に至るまで、全てを網羅。原子力の歴史、全データ、全貌を示してくれている。
太田あきひろです。
17日より統一地方選の後半戦、24日が投票です。初日は東京(地元北区と文京、港、世田谷)を回り、昨日は愛知、今日は福岡で遊説です。
東日本大震災は、被災地のみならず、どこに行っても深刻な影響を与えています。
一方、「自分の地域は大丈夫か」と、防災対策の練り直しが始まっています。
じつは東京近辺――。驚くことに、利根川河口の銚子では最大偏差2.64mの津波。東京の荒川でも河口で82cm、その上流28kmの板橋と埼玉の境界・笹目橋で50cmの津波。隅田川でも足立区小台で75cmの津波、多摩川河口で95cm、13km上流の田園調布下で50cmの津波が今回、発生しています。
避難場所自体が本当に大丈夫か。公共の建物、家庭の防災対策など、点検作業と防災都市づくりが急務です。
先日、私は国交省荒川下流工事事務所でこの点を打ち合わせ、昨日は愛知県蒲郡市で市長とも懇談・打ち合わせをいたしました。
頑張ります。
東日本大震災における東電福島第一原発事故――。緊急停止時における3つの命綱。それは(1)制御棒(2)緊急炉心冷却装置(3)非常用ディーゼル発電機
だが、(3)が稼動せず、冷却系統が機能しない。この重大な事態は、文明自体を、エネルギー政策全体を、更には科学技術と哲学、人生とは、生老病死とはと
いう実存的な問いかけを発している。
事件の影響力が他に比べて格段に大きく、しかも大きさだけでなくその影響力が歴史のなかに影を落としているという事件を七つ。そしてその核となっている人
物。日本にその都度巻き起こる世論の激高。赤穂浪士に象徴される「動機至純論」。生まれる事件は時代とかけ離れたものではなく、しかも事件によってその空
気がふくれあがり、空気を固め、新たな空気をつくり出す。保阪さんは、昭和の七大事件の因と果を端的に示す。見事だ。
政治経済の閉塞感、日本沈没の不安のなかで起きた今回の東日本大震災。人為の事件ではないが、人々の意識は相当変化している。文明自体に、人の生老病死に、哲学的・宗教的に。
太田あきひろです。
昨日13日、宮城県の仙台市、石巻市、女川町に行きました。先月は原発隣接の南相馬市や相馬市に入りました。思うことは政治のリーダーシップ。
今の政治は「○○会議ばかりつくって司令塔なしで機能せず」「原発関連などの発表は現場が混乱することばかり」で不安をまき散らす。しかも結論がちっとも返ってきません。
知事、市長さんや多くの町長さん、避難している方々と昨日も話をしてきました。「希望の持てるようにしてほしい」「現場の話を聞いて欲しい。東京で決めるのではなく、地元に来て一緒に考えてほしい」ということ。今回は、市によって全く状況が違います。仙台市はまだガスが来ていない所が多いし、石巻市は復旧に動き出しているが、いまだ市役所にも水がないし、女川町は町全体が壊滅して息をのむ状況。避難民は疲れ果て、町はガレキの中で、砂塵が舞っている状況です。