「子は怪力・乱神を語らず」(述而篇7-20)――。この難しい社会にどう生き抜くか。君子(教養人)をめざせ。小人(知識人)になるな。知識のみを追
い求める人間ではなく、知性と徳性を併せ持つ人間・君子たれ。加地先生の境地から、生き生きとした生々しい孔子の言葉がよみがえる。
現在の世界経済危機は、単なる景気循環の問題ではない。資本主義そのものの大転換、400年に1度の歴史の峠に今さしかかっているという。
太田あきひろです。
26、27日の土日、天候に恵まれました。地元とともに、横浜市や金沢市の時局講演会にもかけつけました。統一選勝利に全力です。
「それにしてもひどい政治ですね。太田さん何とかしてよ」という言葉が挨拶がわりのようです。本当にそうです。
衆院は予算審議の最終段階――。
史上最大92.4兆円のバラまき予算、しかも景気回復に注入したものではなく、財政規律もない予算(2年連続で税収を上回る国債発行額)であることは明らかです。あきれるほど情けないのは政府与党自らが、そのことを表明していることです。普天間問題の抑止力をめぐっての鳩山前首相の「方便」発言、子ども手当2万6000円について菅首相の「2万6000円と聞いてびっくりした」発言。そして25日、岡田幹事長のマニフェストをめぐっての「誰が見てもできないことを、いつまでもできると言うのは、まさに国民に対する不正直だ」という驚くべき発言。この「方便」「びっくりした」「誰が見てもできない(マニフェスト)」発言に、びっくりしたのは国民の方です。
あげくは、そうした"予算が成立しないと国民生活はどうなる"という趣旨の発言を菅首相が、なんと野党に向かってする(先日の党首討論)。それは普通、野党がする発言です。責任は政府与党にあり、ひどい予算そのものにあります。
「政は正なり(孔子)」であり、民主政治は選挙公約を守ることによって成立する。
ひどい政治、ひどい予算を正さないと、この国は沈没します。しっかり頑張ります。
躍進を続けるヤマダ電機。なぜあれほどの拡大ができるのか。なぜ安く売りながら利益が上がるのか。消費に限界があると思えるのに、どこまで行けるのか。おそらく想像を絶する難題・苦難があるだろうと思われる。
理念は往々にして理念としてまつり上げられがちだが、本当に「創造と挑戦」「感謝と信頼」「企業価値を高め社会に貢献する」が、一直線に貫 かれているがゆえの成長であることがよくわかる。それ以上に、最も重要な社員力が、会長、社長の気迫と愛情で育まれている感がした。統率力は気迫だと思わ ずにいられない。
太田あきひろです。
20日の日曜日、長野県上田市に行き、諸会合に出席し、多くの方と懇談をしました。市内での活性化への努力、雇用や年金への切実な声、菅平では「雪は多いし、菅平の雪質はいい。しかし、全体的に若者のスキー人口が減っている」との声や、「レタス中心の高原野菜はおいしい。最近は温暖化を感じる。その土地の温度は高原野菜の生産と密接に関係している」とし、さまざまな工夫をしていること、また農業に希望がもてるように耕作地をふやしたり、品種の改良に取り組んでいること等々――現場の必死の声を聞きました。「野菜を育てることは俺らにとってああ芽が出た。ああ育ってきた。かわいいし、子育てと同じだ」と、一気に話してくれました。話はTPPにも及び、地域から現場から日本を考える――大切な声を聞く懇談ができました。