6日、福岡市内で開催された公明党福岡県本部の時局講演会に出席し、挨拶をしました。これには高瀬ひろみ党女性局次長(参院選予定候補=福岡選挙区)、あきの公造参院議員(同=比例区)、遠山清彦衆院議員が出席しました。
時局講演会に先立ち、各種団体、企業、有力者と次々に懇談、意見交換をしました。
今回、公明党は福岡では24年ぶりとなる選挙区での挑戦。新人の高瀬ひろみさんは、元外交官で米国ワシントンDCにある日本大使館、また、東ティモールの日本大使館で勤務した国際派です。 必勝の決意を表明しました。また、あきの公造さんは、6年間参院議員として、医師や厚労省勤務の経験を生かし、 胃がん予防のためのピロリ菌除菌の保険適用などの実現に尽力。この日は熊本地震の被災者支援にきめ細かく対応していることを報告しました。
私は、福岡は経済・産業・観光などでますます重要となると展望を述べるともに、「公明党は庶民や中小企業の声を聞く誠実と行動の政党だ」「現場には匂いがあり、空気があり、優先順位がある。現場に入って結果を出すことが政治家だ」と支援を訴えました。
千利休の自害は謎であり、奥深く、多くの解説がある。秀吉と利休の確執を、かなり鋭角的に描いている。そして、1582年の本能寺の変、1600年の関ヶ原とともに、1591年の1、2月、秀吉に直言できることができた羽柴秀長と利休が相次いで死亡したことが、いかに政権を衰退させていったかを感ずる。
「殿下は現世の天下人。それがしは心の内を支配する者です。互いの領分に踏み込まぬことこそ、肝要ではありませぬか」「いや、現世をも操ろうとしたのはそなたの方ではないか」「秀吉は、豊臣政権の政治面を弟の秀長に、軍事面を黒田如水に、文化面を利休に託していた。だが利休は謀略面をも担っていたのだ。利休の謀略は(本能寺をはじめ)、次々と功を奏し、秀吉は天下人となった。しかし秀吉は、欲という魔に取り付かれ、己一個に富を集めんとした。民への苛斂誅求は言語を絶するものになった。・・・・・・殿下の関心を大陸に向けさせ・・・・茶の湯によって、戦国の世を終わらせようとしていたのだ」「わしは(秀吉)大陸の王になり、現世と心の内の双方を支配する」「茶の湯の世界には別の秩序があることを、古田織部は世間に知らしめてしまった。現世と精神世界という二重構造が・・・・・・」「利休から精神世界の支配者の座を譲られた時から、こういう結束を迎えると、織部は分かっていた」・・・・・・。
信長において茶の湯は名物唐物を所有するわずかの"本数寄者"だけのものであり、それを政治的に利用しようとした。利休(宗易)はその面白さを民へと拡大しようと"侘数寄"を誕生させた。秀吉はその"侘数寄"を万民の秩序保護に利用した。しかし信長の大陸制覇を踏襲した秀吉と利休の「民の安穏と己の野心」「現世と精神世界」の溝が亀裂となり、補完関係にあった二人はしだいに割れ茶碗のように破局を迎えていく。牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興を描きつつ、ぐいぐいと利休自害の謎に迫っている。
いよいよ参院選――。4日、兵庫県姫路市で開かれた公明党兵庫県本部の時局講演会に出席、挨拶をしました。これには伊藤たかえ参院選予定候補(兵庫選挙区)、石見利勝・姫路市長、濱村進衆院議員らが出席しました。
今回の参院選は公明党として7つの選挙区で挑戦。兵庫、福岡は24年ぶり、愛知は9年ぶりです。なかでも兵庫選挙区は大激戦。新人の伊藤たかえさんは弁護士、阪神・淡路大震災の被災経験を原点に建物や地盤の強度問題の専門家として懸命に戦ってきた「被災者に寄り添う弁護士」「生活に親身で相談に乗ってきた弁護士」です。行動派でもあり、先日は熊本地震にも駆けつけ、熊本県弁護士会から要請を受け「義援金の差し押さえ禁止法」の実現にも頑張ってきた人です。講演会では自らの志を訴えるとともに「兵庫で唯一の女性国会議員を」と決意を述べました。
私は、伊藤たかえさんの素晴らしさを訴えるとともに「この3年半、株価は2倍、有効求人倍率は24年ぶりの1.34の高水準、国・地方の税収は21兆円増、高校・大学の就職率はこの数年で最高」「脱デフレ宣言のできる所まで、景気・経済のエンジンをふかす」などを示しました。また「観光はインバウンドで昨年1974万人。産業にまで押し上げた。綺麗になった姫路城にもっともっと多くの人に来てもらうよう頑張りたい」と述べ、支援を訴えました。
IoT時代が来る。IoT社会が始まっている。技術革新ということの段階を越えて、クローズではなくオープンに。それゆえに技術以外の社会的課題、安全を含めた哲学議論、法的な制度問題が、とくに日本の場合は立ちはだかっている。ドイツの「インダストリー4.0」、米国の「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」の志向するものも同じだが、経済成長の鍵・イノベーションで、日本が遅れをとるわけにはいかない。明確に新段階に突入したIoT社会、IoT時代に、それを引っ張ってきた坂村さんが、IoTの意味するもの、課題(とくに日本の)について述べつつ、総決起を促す書と感じた。それゆえ副題は「技術革新から社会革新へ」だ。
「イノベーションを起こすには、技術だけでなく、制度やものの考え方といった文系的な力もあわせ持つことが重要なのだ。粘り強く議論を続け、ゼロリスクの罠に陥らず、IoT社会に向けた大改革ができるかどうかが問われている。IoTを社会規模で実装して、全体としての高効率化や、安全性向上と個々の利便性の向上の両立という果実を得るのに必要なものは、技術や生産設備よりむしろそういう社会の強靭性だ」「技術的に見ればIoT化が産業機器や家電など、組込みシステムのネットワーク化、高度化の先にある未来にあることは確かだ。しかし、そこには、技術よりもむしろガバナンスチェンジという大きなステップアップが必要で、これについて日本ははなはだ心もとない。・・・・・・ガバナンスも"集中から分散に""クローズからオープンに"する必要があるということだ」「現在の日本は、社会基盤の老朽化やエネルギー危機、災害の脅威、医療体制の懸念、高齢化社会、食の脆弱化・・・・・・。オープンデータにより解決、もしくは緩和される課題は多い・・・・・・。しかし、今までの日本のICT戦略は、技術で始まり技術で終わることが多く、出口戦略がなく、結果として使われないものになっている」。
ロボット、スマートウェルネスシティ、自動運転、ドローン、シェアリングエコノミー、電力自由化・・・・・・。個々がクローズされる中ではなく、あらゆるものが今、クローズからオープン、連携革命の新しい社会への新段階に突入しようとしている。その意識と意欲をもって挑めという。