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4日の衆院本会議で、2016年度第2次補正予算が自民、公明、日本維新の会などの賛成多数で可決、参院に送付されました。

大型の補正予算で、歳出規模は一般会計で4兆1143億円。熊本地震や東日本大震災の復興支援などで1兆9688億円、観光客拡大に伴う大型クルーズ船受け入れの港湾整備や上下水道の更新や開かずの踏切対策など生活密着のインフラ整備に1兆4056億円、保育の受け皿整備など1億総活躍社会の実現のために7137億円などが盛り込まれています。

いずれも重要。早期の成立、執行が必要です。本会議終了後、安倍首相等の表敬を受けました。


近未来シミュレーション 2050日本復活.jpg2050年、日本は衝撃的な復活をしている。戦後、奇跡的な復活を遂げた日本だが、21世紀初頭には人口減少、財政赤字、成功体験や日本的慣習が制約となって経済等の低迷に直面してきた。しかし、1つ1つを思い切った戦略によって克服、ついに復活を成し遂げる。日本は、世界にとっても米国にとっても「そうなってほしい」と、期待を込めて分析し、シミュレーションを行っている。21世紀は「日本の世紀」になりうるという訳だ。

2017年――。人口減少、ゼロ成長、中東でのホルムズ海峡封鎖、エネルギー高騰、東アジアの安全保障環境の変化、ソニーとサムソンの合併など、衝撃が走った、という仮説に立つ。そして日本はどう動いたのかの分析が始まる。

「パックス・パシフィカ――太平洋の平和への道」「女性が日本を救う――女性と仕事と出産と移民など社会の大改革」「バイリンガル国家、日本――英語の公用語化、日本への企業投資や技術者・留学生の急増」「イノベーション立国――破壊的技術の育成、ナノテク・健康医療・ソフトウエア、自動走行、土木・建築技術」「エネルギー独立国――送電網のスマート化、省エネ、再生エネルギー」「日本株式会社から日本型『ミッテルシュタンド』へ――雇用環境を変える、生産性向上、企業も役所も変える」「インサイダー社会の終焉」「民尊官卑の国へ」・・・・・・。

新しい時代の社会インフラを総合的に変える――人もシステムも日本的慣行も、エネルギーも英語も雇用も技術開発も変えれば、相乗効果で更なるステップアップできるといっている。


北区民まつり 281001 赤羽.jpg 滝野川②281001.jpg

10月1、2日の土日、秋の行事が盛大に行われました。北区では「第33回ふるさと北区区民まつり」が滝野川、王子(飛鳥山)、赤羽で行われ、多くの区民が集い賑わいをみせました。足立区では「第28回北足立市場まつり2016」や「住区センターまつり」。味覚の秋、芸術の秋の始まりです。祭礼や幼稚園の運動会等もあり、多くの方々と懇談ができました。

北足立市場まつり 281002.jpg  幼稚園運動会 281002.jpg


人に心を開いてもらいたい時.jpg「人を楽しませたい」「人を笑わせたり楽しませたい」という心情があふれ出る。久本"人間学"の著作だが、「努力する力」というものを感じた。人に喜んでもらう。久本さんはものすごく努力をしている。努力できるには、「好きであること」「生命力があること」「頑張る心、バネがあること」「自らのやるべきことが見えていること」などが必要だ。久本さんは天才だと思うが、「天才は努力の異名」でもある。

「相手を引き立たせること」「場をつくること、なごませること」「人と比較する弱さを捨てること」に、いかに心を使っているか。「自分から先に『あなたが好きです』というオーラを出す」「空気を読むということは、皆さんに楽しんでもらえる場を作ること」「人を活かすことで自分も活きる」「会話のキャッチボールを生むリアクション」「笑いには人を幸せにできる力がある」・・・・・・。感心する。

「桜梅桃李」の自分の花を咲かせよう、人はそれぞれ価値があるのだ。「よき友人、よき仲間こそ宝」――人生観が一直線に迫ってくる。


光炎の人(上)(下).jpg貧しさは人間を押しつぶす。科学・技術・文明のもたらす豊かさには危険な代償がある――。時は明治、大正、昭和の初め。場所は徳島、大阪、東京、そして満州へ。小舟が激流に翻弄されつつ歴史の真ん中へと進むかのように、悲憤をはらみつつ田舎育ちの貧しき青年の人生が濁流に飲み込まれていく。

徳島の貧しい葉煙草農家に生まれた少年・郷司音三郎。機械を見れば寝食も忘れるほどの技術少年が、"電気"と出会い、魅せられる。有力者によって職工から引き上げられ、無線機開発で頭角をあらわし、東京帝大卒にも伍して真っしぐらに進む。そして、学もなく貧困にあえいだ青年・音三郎は、劣等感を意地に変えて懸命に走った。なんと気が付けば1928年(昭和3年)の満州某重大事件、張作霖爆殺事件の真ん中に押し出されていた。

宿命、欲望、個性、貧困、劣等感、意地、職人の生真面目さ、貧しさに押しつぶされる人間の変質、技術と人間、技術の暴走と戦争、文明の功罪、その代償・・・・・・。提起する問題は重く深い。

小さな徳島の一寒村の点が、世界の動乱と文明に乱反射する。その人間の内と外との壮大なスケールは驚くばかりだ。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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