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通常時には公園として賑わい、災害時には区民の生命を守る防災公園が完成――。14日、雲一つない晴天のなか、豊島区東池袋にこのほど完成した「としまみどりの防災公園(イケ・サンパーク)」で防災機能展示会が行われ、参加・挨拶しました。高野之夫豊島区長をはじめ、多くの関係者が出席。公明党からも、岡本三成衆院議員、長橋けいいち都議、区議団が参加しました。

同公園は、区内最大の17,000平方メートルで、ヘリポート設備や、深井戸設備(地下約200mの深さから一分間に約2000Lの地下水のくみ上げが可能)、応急給水槽、防災倉庫、災害時用トイレなど、多くの防災機能を備えています。

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この日、ヘリの離着陸訓練、深井戸の地下水を利用した放水訓練、緊急時に区民に配布する給水の実演等が行われました。

私は、「災害が激甚化・広域化するなか、これだけ多くの防災機能をもった広い公園ができたことは画期的であり、素晴らしいことだ」「『自助・共助・公助』に加えて、隣近所で助け合う『近助』も大事である」と挨拶し、消防団の皆様をはじめとする、日頃から防災にご尽力くださっている方々に感謝の言葉を述べました。

15日、北区の「日本舞踊の会」が行われ、参加・挨拶しました。また岡本三成衆院議員とともに街頭演説を行いました。

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植物はなぜ毒があるのか.jpg「草・木・花のしたたかな生存戦略」が副題。植物は、地球上のすべての動物の食糧を賄っているが、動物に食べ尽くされたら植物も動物も生きていけない。その工夫の一つが「有毒な物質を身につける」ことだ。その毒が殺菌剤にも殺虫剤にもなり、また病気を治す薬ともなる。植物のしたたかな生存戦略、人間との共生・共存が示される。

「ジャガイモによる食中毒は毎年学校で起こっている(ソラニン)」「ジャガイモの食用部分は、根ではなく、肥大した茎」「ニラにそっくりなスイセンに要注意」「人が亡くなることもあるイヌサフランの毒」「カンピョウの原材料、ユウガオで食中毒」「トリカブトとフグの毒の働きは逆で、ともに猛毒」「アジサイの葉っぱには毒がある」「ビワのタネは食べてはいけない」「スズランの茎を口に咥えてはいけない」・・・・・・。

人間以外の生き物に毒になる物質――。「ジョチュウギク(除虫菊)と渦巻き型蚊取り線香」「クスノキの葉っぱから出る香りはショウノウ(樟脳)という成分」「スギとクスノキは舟に、マキは棺に、ヒノキは宮殿に(抗菌性、耐久性、防虫性)」・・・・・・。

毒が薬になる――。「八味地黄丸は地黄(アカヤジオウの根)とともに、一部トリカブトの根の附子が使われる」「マラリアの治療薬にクソニンジン」「ヤナギの成分からアスピリン。アスピリンを鎮痛薬として継続的に飲んでいる人は、脳梗塞や心筋梗塞の発症率が低い」「長寿にもダイエットにも良いコーヒー」「心臓を守るグレープフルーツ」「花粉症を和らげる『じゃばら』『緑茶』(北山村じゃばらと宇治産のべにふうき)」・・・・・・。しかし反対に薬を無効にしてしまう植物も――。「血圧を下げる薬が効かないグレープフルーツ」「納豆とワーファリンの食べ合わせ」「キャベツもビタミンKが含まれており、ワーファリンとは反対でぶつかる」「長寿・健康の植物――ダイズ、ニンニク、オリーブ、ウコン」・・・・・・。

改めて身近な確かな知識を確認し、面白く知ることができた。


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12日、住宅生産団体連合会の竹中宜雄副会長(ミサワホーム会長)、市川晃副会長(住友林業会長)、小田広昭専務理事などから「令和3年度住宅土地関係予算・税制改正・景気回復に向けた経済対策」の要望を受けました。

住団連からは、「コロナ禍で住宅業界は深刻な打撃を受けている」「住宅は裾野が広く、経済再生への大きな力となる」等の報告があり、来年度の予算・税制改正について、「住宅ローン減税の拡充」「住宅取得資金等に係る贈与税非課税枠の拡大」「新しい生活様式ポイント制度の創設」などの要望がありました。

コロナ禍で経済がダメージを受けており、影響のある住宅政策にしっかり取り組んでいきます。


412sFvYXv3L__SX336_BO1,204,203,200_.jpg"いい話"が続く。最後はドンデン返しのようでいて、暗黒から突き抜け、次元の異なる感動的な"いい話"で着地する。第一章「垣見五郎兵衛の握手会」から最終章「美しい人生」までの8つの連作短編。なつかしい映画の場面が現われ、流れる。

堀尾葉介――。顔もスタイルも抜群で、アイドル時代は圧倒的な人気を博す。俳優に転身した後は、演技力を磨き、数々の映画賞を獲った実力派の国民的俳優。真摯で誠実な人柄で誰もが称賛される好感度抜群の男だ。

各章で登場するのは、仕事も結婚も順風満帆ではなく不器用に生き暗い過去を抱える人々だが、いずれもある場面で堀尾葉介にかかわり、交差する。そこから人生が変わったり、アンビバレントな感情を引きずったりもする。「だし巻きとマックィーンのアランセーター」「ひょうたん池のレッド・オクトーバー」「レプリカントとよもぎのお守り」「真空管と女王陛下のカーボーイ」「炭焼き男とシャワーカーテリング」「ジャックダニエルと春の船」・・・・・・。いずれも"いい話"。題名にある激しい「雨」の日に「涙」を流す出来事は印象的だ。抱え込んだわだかまりが、「人との出会い」「雨」「涙」でふっ切れ、人生を肯定的に描いているのが心持良い。


41wqkw4PpJL__SX304_BO1,204,203,200_.jpg昨年、病のために47歳の若さで亡くなった伝説のエンジェル投資家、経営コンサルタントの瀧本哲史さん。京大客員准教授として教壇に立ち、「起業論」「交渉論」等を講義するが、衝撃の授業として人気沸騰、そのM・サンデル的な質問を交えての"白熱授業"に大教室は盛り上がった。たしかにそう思う。そこで東大でもやろうということで、2012年6月30日に行なったのがこの講義。2時間。「とりあえずやってみよう。このなかから少しでも自分がやれることをやって、世の中を変えてくれる人がいたらいい。本気でやる気になれば意外とできる。2020年6月30日に、またここで会いましょう。宿題の答え合わせをしよう」と呼びかけて終わっている。惜しいかな、瀧本さんはいない。どうなっただろうかという思いが募る。

言うことはきわめてリアルでシンプルに凝縮される。話にもリズムがあり、巻き込んでいく。「ヒトラーでも橋下徹でもない。誰かすごい人が全て決めてくれればうまく行くのはたぶん嘘」「自分で考え、自分で決めよ。人のふりをした猿にはなるな。人間になろう」「本を読んで終わり、人の話を聞いて終わりではなく、行動せよ!」「教養の役割とは、他の見方、考え方があり得ることを示すこと、『新しい視点』を先人たちの思考や研究を通して手に入れること」「『わかりやすい答え』を求める人向けにインスタントな教えとかノウハウを提供するのって簡単だが意味はない」「最重要の学問は『言葉』である。言語には2つの機能がある。『ロジック(誰もが納得できる理路を言葉にする)』と『レトリック(修辞=言葉をいかに魅力的に伝えるか)』である」・・・・・・。明治維新は言葉の力で国を動かした。行動を変え、仲間を増やし、世の中のルールと空気を変えた。

「世界を変える『学派』をつくれ。僕もマッキンゼーを辞めて、1900億円の負債にあえいでいたタクシー会社・日本交通の経営に参画した。当時29歳、川鍋社長34歳」「世を変えるのは若者だ。パラダイムシフトとは世代交代だ。天動説から地動説に変わったのも50年かけた世代交代だった」「口が達者なニセ預言者ではなく、正しい預言者を見極め、選択せよ」「交渉は『情報戦』、論点をずらし、妥協させるアンカリングの魔力に騙されるな」「大事なのは相手の『理由』をすべて潰せ。違う結論になった時は、なぜ相手はそう考えたかを理解すること」「人生は3勝97敗だ。ベンチャー企業は、100社でうまくいくのは3社ぐらい」「自分の仮説を試せ、見込みのある人を支援せよ、仲間を探せ」「よき航海をゆけ、その人にしかないユニークさは盗まれない」・・・・・・。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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