6月23日、いよいよ大激戦の都議会議員選挙が始まりました。7月2日の投票めざし、かつてない厳しい戦いです。私は、荒川区のけいの信一候補の第一声演説に駆けつけました。
今回の都議会議員選挙は、「結果を出し、仕事ができる議員を選ぶ選挙」「2020年の東京オリンピック•パラリンピック後の21年までが任期の議員を選ぶ大事な選挙」ーー。公明党23名は、いずれもかつてない激戦の中にあります。荒川区(けいの信一候補)、足立区(中山信行候補、うすい浩一候補)、北区(大松あきら候補)、豊島区(長橋けい一候補)、中野区(高倉良生候補)、目黒区(斉藤やすひろ候補)、北多摩3区(中島よしお候補)、品川区(伊藤こういち候補)など、とくに厳しい選挙となっています。全員当選めざし、全力で走ります。「都政を前へーー都政の頭脳•エンジン公明党」です。
「人間」は、「人と人との間」であり、人間自身であるとともに、人間と自然、人間関係の社会でもある。その人間と自然、「ことば」の根源に奥深く迫ったときに、無意識が人間を支配し、生命が何億年もの前の記憶をいまも持ち続けていることに気付くとともに、広大無辺の宇宙生命に融ける「永遠の生命」に到ることを感ずるようになる。「知」と「理」だけでなく「感ずる」世界がいかに大切であり、深く大きなものであるかを思い知らされる。「日本人の愛したことば」の奥深さを感じ、感銘する。
「情に生きる――理を越えようとする力」「ありがとう――感謝という覚悟」「悼む――与謝野晶子 愛と別れの歌」「いのち――自然と生命」の第Ⅰ部に始まり、「感じる」「きく――聞くと見る」「つくる」「うそ」等のⅡ部、「かおる――香りと匂い」「みず」「みち――国づくりの道、志の道」「自然――宇宙とことば」「きわみ――祈りと肉体」「異界」「ものの神・ことの神」のⅢ部。味わい、感動する。
「自然――宇宙とことば」では「われわれの命は、地上と天上との空間を超え、植物・動物・人間という生体の別を超え、時間をも超えて結びついている」「世界的にも、とくに日本人は自然と深く結ばれていて、自然を見る深い眼を持っていました。そして、宇宙生命体という生命ネットを持ち、時間も空間も超えるすばらしい世界に住んでいたのです」・・・・・・。
中曽根元総理が今年5月、白寿を迎えるに当たって、世界平和研究所が記念事業としてまとめたもの。北岡伸一氏、西修氏らによって中曽根憲法論が考察されている。何よりも「憲法施行70周年によせて 我が日本国憲法論の統括」が中曽根元総理自らによって著されている。
感じるのは、中曽根憲法論の一貫性、そして「GHQ統治下で生まれた日本国憲法」に対して「戦争に対する反省とともに憲法はもっと国民議論に付されるべきであった」「新しい憲法を国民自らがつくるべきであった」とのあふれる思いである。国民憲法だ。さらに「平和と憲法改正」「憲法9条と自衛隊」がどの項目よりも圧倒的に多く主張されていること、そして全体を示す憲法前文改正への強い思いである。首相公選制は中曽根憲法論で前面に据えたものであったが、今は後衛に退いている。憲法改正に向けての気迫は、中曽根国家論の骨太さを示している。
日本初の本格的な「IoT(モノのインターネット)化された未来のキャンパス」として東洋大学情報連携学部(坂村健学部長)が、この4月、東京・北区赤羽台に開設――。この施設はTRONアーキテクチャやユビキタスで世界的に有名な坂村健教授が監修しました。
6月13日、先駆的な大学のキャンパスを、高木美智代衆院議員(党ICT社会推進本部本部長)、輿水恵一衆院議員(同事務局長)、里見りゅうじ参院議員、大松あきら都議会議員(都議選予定候補=北区)、上川晃北区議会議員らとともに視察しました。
新キャンパスでは21世紀の大学教育をめざして、「人とコンピュータ、情報技術などの連携」ベースの新しい教育を実施――。講義はすべてネットワークのオンライン受講。キャンパス内ではネットワーク上ではできない対話型授業や実習などが小教室で行われます。また、建物の設備や機器はすべてネットワークに接続され、それぞれの状況に合わせて、人に最適な環境を与え、同時に使用エネルギーの最適化が図られるようプログラムされています。
坂村学部長は、「これからはIoT 、AI(人工知能)の時代。海外では、AIによる自動歩行ロボットや強化学習ロボットなどの研究が進んでいます。日本は遅れを取っており、海外との競争とともに機械との競争が大きな課題となります。IoTやAIとどう向き合うかです」。また「人間は論理性の強化が必要」と強調、「情報社会において、プログラミングは『読み書き算数』と同じ。優秀な人材を育てていきたい」と話されました。
いよいよIoT社会に突入していきます。ここで学ぶ学生たちは、IoT社会のなかで大きく活躍できる人材になっていくと思います。