太田あきひろです。
新しい年を迎えました。昨年は皆様の真心からのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。震災の復興、外交も景気・経済も停滞・迷走のなか、「日本沈没」が危惧されています。本年は衆院選も予想されます。日本再建へ向け、一生懸命、全力で闘って参ります。
復興と景気・経済の活力
「安全・安心の勢いのある国づくり」をめざし頑張ります。昨年は十数回被災地入りしましたが、大震災の復興を加速しなければなりません。遅すぎます。外交の建て直しも急務。とくに景気・経済に無策の政治を変え、中小企業や産業支援に力を注ぐことが大切だと決意しています。八方美人の政治ではなく、リスクを負ってもやり抜く覚悟の政治です。今も全力
日本再建への大事な年――。
全力で頑張ります。
徹底して現場第一、行動第一で、元気みなぎる地域のために働きます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
温かい、熱々の、口の中で跳ねるうどん。そして峠のうどん屋の前に建つ市営斎場。立ち寄る人々。厨房で1人黙って仕込みをするおじいちゃん。賢いおばあちゃん。それを手伝う孫の女子中学生の感受性。
死に直面して寡黙になる人々。
「悲しまなきゃいけない人に場所を譲ってあげよ」
「関係ないヤツにかぎってよくしゃべる」
「ひとが死ぬということに痛みを感じないおとなになってしまう」
「答えがすぐ見つかるものなんて、人生にそんなにたくさんないよ」
「自分の居場所がある人、居場所がわからない人」
「人生は出会いと別れの繰り返し」
「泣くことができない自分とは何か」
「わからないことはたくさんあるの、あっていいの、いまは」・・・・・・。
「霊柩車の運転手」「シェーのおじさん」「おくる言葉」「町医者」「ボーズ」「ヤクザのわびすけ」「柿の葉うどん」など、重松さんが日常と非日常の往復のなかに、一生懸命に生きる人たちを描く。死を前にして人は人に戻る。
1972年の日中国交正常化、78年の平和友好条約、89年の天安門事件、95年の村山談話、98年の日中共同宣言(江沢民訪日)、そして2008年5月の日中共同声明(胡錦濤訪日)――。
私と同世代を生きて、その日中の歴史のど真ん中で苦闘してきた前中国大使・宮本さんが、じつに精緻に日中の政治・社会や人心の動きの変化を描いている。貴重だ。その場面、場面にいた私としても、その場がいかに重要であったかを改めて感じ入った。
2008年の第二次共同声明で、日本と中国は「戦略的互恵関係」の時代に入り、世界の中の日中関係となった。当然、歴史問題は消え去ることのないテーマだが、新たな段階に入った。中国の経済発展は、心の余裕をもたらしたが、世界の中での役割りという新たな課題や国内格差の問題が生じ、日本では社会の沈滞感が中国に対する厳しい目を生み出している。新たな未来志向の協力関係が築かれるには、たゆまぬ努力が必要とされる。
宮本さんは、中国の課題とともに、日本の再生、日本が世界から尊敬される大国であり続けることが「鍵」だという。軍事、安全保障面もだ。主権の護持という大義名分のもとで、最後は海上自衛隊と中国海軍が出て来ざるを得ないとしたら、衝突回避のためのメカニズムがない現状では、対立自体を避けるしかない。外交の知恵だが、それは人間の知恵と双方の深い理解あってのことだ。重層的な対話が不可欠だ。
それは経済も同じ。ソフトパワーを磨け。日本は過小評価されている。等身大の日本への深い議論をと言う。宮本さんならではの著書。
太田あきひろです。
今年最後の日曜日(25日)――。地域の集いも多々ありましたが、少年野球などの閉会式やグランド納めが行われました。少年たちのキビキビした動きや礼儀正しさに感心しました。監督やコーチ、保護者の皆様の支えがあってのことです。いつもそうですが、とくに「青少年を大事に」が大切な時です。
頑張ります。
「未来のおとなに語る」とあるように、子どもたち、若者に千住博さんが、芸術・文化・楽しい人生について語ってくれている。若者だけでなく、私にとっても素晴らしい本。つい先日も、またこれまでも千住さんの作品を観てきたが、澄み切った心と奥行きや柔軟性を感じさせてくれた。
「美しいときれいとは違う」
「"美"とは五感すべてから吸収されて、体中に"元気"のエネルギーを流していくようなもの。生きてよかったという感性」
「五感を総動員して、動く、感ずる、感動する、泣ける」
「人生、世界も混とんたるもの」
「ラーメン情報とラーメンを食べることとは違う。匂いも、熱さも、歯ごたえも、ツルツル感、ザラザラ感・・・・・・。リアリティ。パソコンではない」
「油絵でも画集と本物を見ることとは違う」
「芸術、その共通項は何か。自分の気持ちをなんとか伝えたいと思う心が生む行為。――そして仲良くしよう。仲良くやる知恵のこと。文学も料理人も画家も音楽家も・・・・・・」
「美しいハーモニー、ピアノとバイオリン、白と黒の絵の具も、オーケストラも」
「芸術の感動は伝えたい心意気に対する感動」
「イマジネーションをコミュニケーションする」――。
本当に良い本。