そろそろ左派は経済を語ろう.jpg副題は「レフト3・0の政治経済学」。「もう成長はいらない」「財政再建が最重要」という声が日本の左派には根強いが、欧州の左派では「デモクラティック・エコノミー」「反緊縮運動」が起きている。英国労働党のコービンなどが支持を集めている例も顕著だ。「日本のリベラル・左派の躓きの石は『経済』という下部構造の忘却にあった」と指摘する。「経済にデモクラシーを!(ブレイディみかこ)」「ソーシャル・リベラリズムの構築に向けて(北田暁大)」「日本に左派の反緊縮運動を!(松尾匡)」と、"左派"といわれた3氏が語る。刺激的だが、当然といえば当然だ。

「下部構造を忘れた左翼」「再分配と経済成長は対立しない」「短期の成長と天井の成長(長期成長)を混同するな」「経済成長を需要・供給のどちらの側から見るか」「文化的な移民反対よりも経済的な動機(生活への不安)が大きかった(コービンの労働党の躍進)」「右か左かの問題ではなく、上か下かの問題が出ている」「反緊縮運動は新自由主義と既存の中道左派を批判して"大きな政府"による手厚い社会政策を提唱」「緊縮こそ欧州の災いの種。いまこそニューディール政策を」「レフトは新しくバージョンアップせよ(来たるべき3・0に向けて)」「金融緩和と規制緩和は全く関係がない」「世界中で生じる左と右のねじれ」「真のポピュリズム(民衆主義)に向かって」「ケインズ経済学と新自由主義」・・・・・・。

アベノミクス、自公連立の公明党の役割等々、3氏の対談にふれつつ考えた。


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3日、公明党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)は、東京都来年度予算に関する要望、とくに建設・都市・港湾関係の要望を受けました。私は、「昨今の自然災害はレベルが変わってきている。首都東京を守るため万全な災害対策や経済活性化へのインフラ整備が必要でしっかりと対応していく」と述べました。

また、夜には横浜市で開催された「佐々木さやか国政報告会」に出席。明年の統一地方選、参院選の勝利への本格的スタートを切りました。


大人は泣かないと思っていた.jpgぐるりと山に囲まれた九州にある耳中市肘差。かつて耳中郡肘差村といわれていた限界集落の人々の物語。「泣く」――突然、涙があふれてきたり、家族を思い出して泣いたり、別れで泣いたり、自分の孤独を感じて泣いたり――。日常は、そうした生老病死のなかにある。

農協に勤める時田翼32歳。ファミリーレストランで働く小柳レモン22歳。翼の親友・時田鉄也(鉄腕)やその恋人・玲子。農協の平野貴美恵や飯盛、離婚した翼の母・白山広海・・・・・・。大人は「泣けない」ものだが、日常の辛さや思いの変化を人知れず涙を流すなかで昇華させていく。側には自分の他に、寄り添ってくれる一人二人の友や家族がいるものだ。


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30日(金)、晩秋の爽やかな晴天のもと、地元北区では文化・芸術の秋を締めくくる「藤延会 秋の舞踊会」が行われ出席しました。夕方には、都内で行われた仙谷由人元官房長官のお別れ会に参列。また、千葉市幕張で開催された医療法人社団・社会福祉法人「晴山会」の50周年記念式典に参加し、挨拶しました。

平山登志夫理事長は日本の医療・介護の草分けで、牽引力となってこられました。高齢化にいち早く対応し、当時の厚生省の「モデル老人保健施設」にも指定され、地域医療と福祉を50年にわたり支え続けてこられています。私の地元、東京都北区には飛鳥晴山苑があり、地域の方々からも頼りにされています。


維新と敗戦.jpg「日本の近代を問う」という膨大なテーマは「近代日本の病理を最深部から問う」ということだ。西洋文明への羨望と脅威から始まった明治は、昭和の敗戦に帰結し、平和と議会制民主主義の戦後は経済的豊かさの半面、軽薄な哲学不在の時代をももたらしている。明治が西洋文明を受容するなか、「日本とは、日本人とは何か」が間歇泉のように常に吹き上がる時代であったように、その後も「西洋対アジア」「豊かさと空虚」「ナショナリズムとパトリオティズム」「国家と個人」「権威・文化としての天皇と権力の天皇」「文明と文化」「思考と肉体」「議会制民主主義とファシズム」等、格闘が繰り返されてきた。現代はその格闘が減衰していることこそが問題だと私は思う。

「思想家とは、時代を『診る』医者である」と先崎さんはいう。時代の変化相のなかで、個人の孤立と不安を察知し、時代への違和感を持ち続けること。人間の複雑さ、不可解さを抱きしめ、思考停止の裁断を戒める骨太の誠実さを持つこと。本書では、福澤諭吉、中江兆民、高山樗牛、頭山満、保田與重郎、丸山眞男、江藤淳、竹内好、橋川文三、吉本隆明、三島由紀夫、網野善彦、高坂正堯ら錚々たる骨太の思想家23人を抽出して論じ、さらに自ら「明治と現代」を論述する。鮮やかな「近代日本の思想史」となっている。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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