常識外れのマル暴刑事と極道の意地の戦いを描いた「孤狼の血」の続編。史上最悪の暴力団抗争、「明石組・心和会」の明心戦争が勃発する。田舎の駐在所に異動となった日岡秀一だが、懇意のヤクザから建設会社社長だと紹介された男が、指名手配中で警察と明和組が血眼となって追っている国光寛郎だった。
国光は日岡にいう。「少し時間がほしい。まだやることが残っとる。目処がついたら必ずあんたに手錠を嵌めてもらう」と。・・・・・・「お前みとうなヤツ、刑事じゃないわい。極道以下の外道じゃ!」「自分は、刑事という名の極道だ。国光と同様、目的のためなら外道にでもなる"凶犬"だ」・・・・・・。
"男の世界""人間道の世界""週刊誌などの報道の世界"のズレも描かれる。
10月12、13日、北海道に行き、「北海道胆振東部地震」の被災地を視察・調査。また、佐藤英道衆院議員の政経セミナーに出席しました。これには若松謙維参院議員(来年の参院選予定候補)、秋元克広・札幌市長等が参加しました。
今回の地震で液状化が発生した札幌市清田区――。激しい地盤沈下に伴い、住宅や道路が陥没したほか、上下水道も破損。従来の液状化とは違い、地下水や川など、この地域独特の要因が加わって引き起こされたもので、被災メカニズムをよく精査したうえでの復旧策が必要です。まず何よりも、被災した住民の住まいと生活の支援。そして、地盤の広範囲にわたる再生・整備の具体策が重要であり、同行した吉岡亨札幌市副市長とも打ち合わせをしました。
また政経セミナーに先立ち、秋元克広市長の案内を受けて、札幌のオリンピックミュージアムと大倉山ジャンプ競技場を視察しました。札幌市は、1972年以来の「冬季オリンピック・パラリンピック」の開催地を目指しています。それまでに新幹線の札幌延伸、アンビシャス道路(高速)の完成、北海道の空港のコンセッションなどを行い、観光と食料を軸とした「世界の北海道」へ向けての発進です。
副題は「なぜ『#MeToo』への反対が起きたのか」。これまで口を噤んでいた女性たちが男性のセクハラ、レイプを名指しで糾弾するようになったムーブメントだが、フランスではカトリーヌ・ドヌーブら100人の女性が反対声明を発表した。いったい何故。フランスでは「性」についてどう考えているのか。フランス在住の女性ジャーナリスト、外国人ママンである著者が報告する。
「フランス人は8歳から性教育をする」「"不倫はモラルに反しない"という最高裁判決(不倫に寛容な国)」「ママ友に共通するのは、性について、誠意をこめて、言葉を尽くして子どもと話す努力をしていること」「パリ五月革命とエイズがセックスを変えた」「個人のプライバシーが保障され、カップル生活は会社の介入するところではない」「禁欲的なピューリタンが建国の礎を築いたアメリカ生まれの"セクハラ"の定義」「米仏二国間での性意識の違いが浮き彫りになった"ストロスカーン事件"」「恋愛をモラルで断罪しないフランス人(プライバシーについて他人がとやかく言うことではない)」「大統領にお金のスキャンダルがあれば失脚だが、恋愛スキャンダルには寛容」「フランスのカップルの生活はシビアで、その関係には緊張したエロスがある」・・・・・・。
そして「グレーソーンはグレーだからこそ、各人が自分とパートナーに対して責任を持って行動すれば自由な領域にもなり得る。その『自由』は私たちが、権力や体制と戦って獲得したものなのだから、とことん大切にしたいと思う」という。
10月8日は「体育の日」――。地元・北区では「第66回区民体育大会開会式」が行われ、各競技団体が集いました。
また、日本のトップアスリートが専門的にトレーニングをする「味の素ナショナルトレーニングセンター(北区西が丘)」では、「スポーツ祭り2018」が開催され、約1万人が参加。メダリストなどトップアスリートや芸能人などが参加し、子ども達も大喜び。大変な盛り上がりでした。
ここは2020年東京オリンピックパラリンピックの選手強化の一大拠点。私は設立当初から拡充に力を入れてきましが、現在第二トレセンの建設も進んでおり、来年5月の完成予定です。拡充にさらに力を入れていきます。
この日も各会場で多くの方と懇談・挨拶をしました。
2018年の今年は、シュペングラーの「西洋の没落」が出てちょうど100年。「西洋の没落」は単線的進歩史観を切る。ゲーテがファウストで示した限界を超えて永遠、無限空間に向かおうとする西洋文化の魂が、18世紀に頂点を示して19世紀、20世紀と没落し、21世紀には西洋文化は末期症状を迎えると予言した。本書はそれを読み解き、現代の世界が直面している諸問題を剔抉する。すさまじい知の力業だ。
シュペングラーの予言は根源的で、驚くほど現代を照射する。そして、本書は「現代を照射している」とだけ言っているのではなく、「政治のポピュリズム」も「金融」「技術」の問題も、通説に流れて問題設定自体ができていないことを鋭角的に指摘する。ベルクソンの「問題は正しく提起された時、それ自体が解決である」ということであり、「リベラリズム」の軽薄さをも暴く。
「経済成長の終焉、アジアの台頭」「グローバル・シティの出現、地方の衰退そして少子化」「"ポスト・トゥルース"の政治とポピュリズム」「リベラリズムの破綻」「人間と技術――機械の支配と技術の拡散、際限なき人間の欲望」「金融の支配、貨幣の独裁」「貨幣と財政――"商品貨幣論と信用貨幣論"から見る財政問題」「予言の方法――西洋中心の進歩史観を破壊した転回の基軸はゲーテの『人間精神の形態学』」「覚悟存在(知性)と現存在(生命全体)の相克が繰り広げる栄枯盛衰のリズム」――。
さて今の日本。上記の通り、いずれからも日本(先進諸国も)は逃れられず、西洋の没落の運命に巻き込まれている。「没落の運命を受け入れざるを得ない時が来たようだ。ただし、それは悲観や諦念に陥るということではない。シュペングラーのように、徹底して懐疑し、執拗に批判する能力と精神力を身につけるということである」という。没落する世界を直視し、生き抜こうとする猛き覚悟ということだ。