14日、山形県酒田市に行き、党山形県本部議員総会や日本海沿岸東北自動車道路等(日東道)建設促進加速化大会に参加しました。
この大会は、庄内開発協議会主催で山形県酒田市・鶴岡市や秋田県、新潟県など日東道に関係する市長や有力者、各議員など約1000名が参加、大変な盛り上がりでした。
講演に立った私は「日東道の早期全面開通の重要性は、日本海側だけでなく、日本の重要課題だ」「インフラのストック効果は日本経済のエンジンとなっている」「地域の活性化に必要な都市と都市、地域と地域をつなぐ対流促進型国土形成をつくるために道路は不可欠」「個性豊かな文化を持つ日本海沿岸の都市がつながり、相乗効果をもたらす」「道路が繋がれば、外国人観光客がクルーズ船で酒田港から新潟に、山形に、秋田にと観光圏が形成される」「そのためにも日東道を繋げることが重要。私も皆さんと共に頑張ります」と述べました。
また、会場で庄内開発協議会の新田嘉一・最高顧問(株式会社平田牧場・会長)、日東道建設促進加速化大会の丸山至・委員長(酒田市長)、市川雄次・副委員長(秋田県にかほ市長)、高橋邦芳・副委員長(新潟県村上市長)等から「日東道(日沿道)の一層の建設促進と一日も早い全線開通を」との要望を受けました。
「ラプラスの魔女」の前日譚という位置付け。5つの短編よりなるサイドストーリー。最後の「魔力の胎動」は「ラプラスの魔女」につながっていくもので、青江修介の硫化水素ガス事故(事件)との出会いが描かれる。
「あの風に向かって翔べ」――不調に苦しむベテランのスキージャンパーの復活に、羽原円華が驚くべき能力を発揮する。「この手で魔球を」――工藤ナユタの鍼治療を受けていたプロ野球投手でナックルを扱う石黒。その球を受ける後継者を立て直すために、円華が動く。「その流れの行方は」――ナユタの恩師・石部が息子の水難事故で自分を追い込みふさぎ込む。解決に向かって円華が現場で流体力学実験を敢行、真相を解明する。「どの道で迷っていようとも」――盲目の作曲家・朝比奈は、助手が転落した衝撃に打ちのめされていた。ナユタの過去が明らかにされ、円華の現場での科学的分析で事態が解明する。
いずれも、ラプラスの魔女の不思議な異能の持ち主・羽原円華が活躍する。鮮やかとしかいいようがない。リズムと心情が心地よい。
宇宙のリズム、生命のリズム、月の盈ち虧け、海の波、心拍・呼吸、舞踊のリズム、世阿彌の「序破急」、「鹿おどし」の構造――。「無意識がもたらす正確さ、断絶が増幅する流動、死を含むことで生きる生命、いずれを見ても逆説的というほかないが、この逆説性こそがリズムの本質である」という。宇宙論、生命論の本質に迫るまさに「リズムの哲学ノート」に身震いする思いだ。常に、仏法の「法概念」「諸法実相 如実知見」を考えながら読んだが、難解のなかにも開けるものがあり、嬉しい思いがした。言語絶する世界に踏み込む凄い著作だ。
「認識と行動の新しい関係を示唆する考察はすでに哲学界にも少なからず現れている。典型的なのがポランニーの暗黙知論であり、それに先立つベルクソンの自由論であった。・・・・・・暗黙知の主体は理性でも意識でもなく、訓練され習慣づけられ、それ自体『自主的秩序』と化した身体であった。・・・・・・またベルクソンの自由は意志の選択とは正反対に、危機に臨んで純粋持続が自生的に発動する現象であった。・・・・・・そして本稿では長い考察を一貫して、認識の主体を身体そのものと見なすとともに、認識の主体と客体の二項対立も乗り越えようと努めてきた・・・・・・」「リズムの特性の第一はそれがもっぱら顕現する現象であり、ひたすら感知することはできても、それを造りだすことはできないという事実である。そしてその第二の特色はそれを感じることが喜びであり、その認識が解放感に直結しているという不思議である。たしかにすべて知ることは喜びを伴うが、リズムを知ることの歓喜は次元を異にしている」・・・・・。
リズムを体感しながら生きる。みずからが「運ばれていること」を深く感知する。ベルクソン、ポランニーを経て、最後の「人間至上主義を超えて」に至って、満たされた感がする。