16日(土)、四日市で行われた、三重県公明党本部の賀詞交歓会に出席、参院選勝利に向けて挨拶をしました。比例区の浜田まさよし予定候補と、愛知県選挙区の里見りゅうじ予定候補も出席し、決意を述べました。
これに先立ち、鈴木英敬知事と懇談を行いました。また、今年5月には、ここ三重県で、「伊勢志摩サミット」が行われますが、その会場となる賢島(志摩市)や、国際メディアセンター(伊勢市)の視察を行いました。
17日(日)は、阪神・淡路大震災から21年となる日。地元では赤羽消防団の始式、団体の20周年行事、もちつき大会、町会の新年会など、多くの行事に参加しました。首都直下地震が切迫し、雨の降り方が局地化、集中化、激甚化しており、生業の傍ら地域の防災・減災に力を尽くして下さる消防団の方々に感謝です。
11日、快晴のなか地元北区の成人の日記念式典に参加し、街頭演説も行いました。
全国で今年の新成人は昨年より5万人少ない121万人。アトランタ・オリンピックが行われた年に生まれた人たちです。この20年、デフレのなかで育ってきた人たちで、「堅実」ともいわれますが、そうならざるを得なかったといえます。人口減少、高齢社会が続くなか、その青年に希望のもてる社会を創るのが私たちの責務です。
「公明党は若者支援党」と私は言い続けてきていますが、新成人ならびに若い世代の方々が希望持てる社会を築いていくために、「社会保障制度の安定と充実」「奨学金制度の充実」「安心して就職や結婚・子育てができる環境づくり」にさらに力を入れていかなければなりません。そのためにも私が提唱している「プラスの3Kの職場づくり(給料がいい、休暇がある、希望がある)」を進めていきます。
また、今夏の参院選から18歳選挙権もスタートしますが、日本が抱える政治課題はどれも若者の未来と直結します。未来を担う若者が将来について主体的に考え、政治に参加してもらうことが重要です。
「若者の声を国政に」――。公明党は携帯電話会社を変えても電話番号がそのまま使える「番号ポータビリティー制度」の実現や、昨年9月にはブラック企業対策を盛り込んだ「青少年雇用促進法」の制定をリードしたり、12月には「スマートフォンの料金引き下げ」を政府に要請したりと、どの政党よりも若者を大切にする公明党ならではの行動力があります。
昨日も多くの新成人の皆さんと懇談しましたが、さらに「公明党は若者支援党」で頑張ります。
新聞社を辞めて、フリーのジャーナリストになった太刀洗万智。海外旅行特集の事前取材のために訪れたネパールのカトマンズで、衝撃的な国王をはじめとする王族殺人事件に遭遇する(2001年のナラヤンヒティ王宮事件)。そして偶然、会ったばかりの男が目の前に死体となって転がっていた。自ら尋問を受け、捜索が始まる。記事を書くべきか、生々しい写真を送稿すべきか・・・・・・。緊迫感がどんどん募り、そして意外な結末へ。
「米澤ミステリーの傑作」といえるが、重厚で深さを増しているのは、全体に流れる「王とサーカス」の題名にあるジャーナリズム、記者に内在する「知る」「伝える」という宿命的苦悩だ。「お前はサーカスの座長だ。お前の書くものはサーカスの演し物だ。我々の王の死は、とっておきのメーンイベントというわけだ」「お前の心づもりの問題ではない。悲劇は楽しまれるという宿命について話しているのだ」「自分に降りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ」「このニュースを日本に届けたところで、どこかの国での恐ろしい殺人事件として消費されていくだけだろう。・・・・・・ひとときの娯楽として・・・・・・。後には、ただかなしみに晒されただけの人々が残る」「知ることと広めることは話が別だ。・・・・・・伝え広める理由はどこにあるのか」――。そして、釈迦と梵天の「梵天勧請」、孔子の「怪力乱神を語らず」などの哲学を描く。太刀洗万智のとった結末は「踏みとどまった」のだが・・・・・・。苦悩の深さが尊い。