埼玉県川越市 280617.jpg

参院選公示まであとわずか。17日、大激戦の埼玉に行き、西田まこと参院幹事長(参院選予定候補=埼玉選挙区)と共に、勝利への絶大な支援を訴えました。これには政治評論家の森田実氏も駆けつけ、「参院選の天王山・埼玉選挙区」「平和と人道の政治を貫くのが公明党」と力強く挨拶、西田まこと予定候補への期待を述べました。

西田さんは「結果を出す政治家」です。公明党の参院幹事長として昨年の「平和安全法制」も「軽減税率」も、党を代表して自公協議の要として活躍、結果を出してきました。また党随一の経済通。それもマクロ経済だけでなく、とくに中小企業の現場を歩きに歩いてきた人で、数々の議員立法を実現してきました。また、中国語が堪能で、中国の習近平主席との会談をはじめ、外交についても常に黙々と働いてきた「(すべてにわたっての)360度の行動力」の人です。

西田さんは、この日も下請け企業の取引条件改善策を進めていることを報告、「中小企業が収益を上げ、賃上げをすることが重要」「景気回復をさらに推進し、地方に、中小企業に、家計に届ける」と訴えました。

私は西田さんと共に、公明党の防災・減災ニューディール政策をこの4年、進めてきたこと。それを埼玉において圏央道などの道路整備、大宮・武蔵野台地の防災拠点化、観光やスポーツ立県などの構想として推進してきたことなど紹介、「政治は結果」「政治家は常に全力」であることを訴えました。


水の未来沖大幹.jpg「グローバルリスクと日本」と副題にある。

地球環境と水問題――この問題の全貌と解決への方向性、メインストリームを真正面から示している。「水の悲観論者は間違っているが役に立つ。水の楽観論者は正しいが危険だ」――悲観論と楽観論は、水に限らず気候変動でも、エネルギーや食料でも、世界経済でも常に提起され、その過激さはイデオロギーとなり、現実的解決への行動を妨げる傾向にあるようだ。沖さんは「水と地球環境と人類の未来についての悲観論と楽観論の適切なバランス感覚を多くの方に得ていただければ幸甚である」と言っている。

「地球の水の何が問題か」「なぜ、どのように、水危機がグローバルリスクなのか」「グローバルリスクへの取り組み」「2014年に国際標準が発行されたウォーターフットプリント」「仮想水貿易――世界の水に頼る日本の暮らし」「水から見た食料問題」「気候変動と水の関係」「気温の上昇と豪雨の頻度」「未来可能性の構築へ向けて――危機感は重要だが、プラス方向の動機付けもまた有効」「千年科学技術をめざそう」「持続可能性の構築」――。「環境と経済の両立に悩んでいた時代はとうの昔に過ぎて、社会と経済と環境という三者の持続性をいかにバランスよく構築するかを構想し、その実現に向けて取り組む時代が来ている」と結んでいる。


18歳選挙世代は日本を変えるか  原田曜平著.jpg新たな有権者240万人は日本社会にどんな変化をもたらすか。若者と政治、若者と選挙、若者の意識の変化を現場から探っている。

「若者は政治に興味がないというのは必ずしも正しくない」「(世界に比べて)日本の若者の政治離れが進んでいるのは、若者があえて政治に強い問題意識を持たずとも、失業率が高過ぎるヨーロッパの若者や、大学の学費が高過ぎるアメリカの若者と比べると、相対的に親の庇護や、そこそこの有形無形のセーフティーネットの下、それなりに安定して生活していける、ということを意味しているかもしれない」「現在の若者は、今の生活に満足度は高いものの、将来を非常に不安に思っている」「今の18、19歳は"脱ゆとり世代"で"さとり世代"。右肩上がりの景気感を全く知らない。物欲はあまりなく、車やブランド品、海外、お酒・・・・・・。無駄な消費や行動はできるだけ避け・・・・・・」「18歳選挙世代はラインというSNSアプリとともに青春時代を過ごしている」「将来は不安なので、無理をしないで今を楽しもう、という諦観の上に立った満足感を求める傾向」「不安のタネは、就職や結婚」「世界をゆるがす若者のパワー(各国)」「本来若者は生意気な生き物だったのに、"わからないのに投票に行っていいのか"と遠慮しがち」・・・・・・。

希望が持ちづらい低成長時代を生きた日本の若者は、世界に比べて相対的に恵まれ、優しい世代となっている。上昇志向を抱きにくく、現状維持志向となり、距離の遠いものではなく、身近なものに関心をもつ。国政の過剰な熱気と批判には、うさんくささを感じるようだ。高飛車な大上段の政策論より、地域や身辺の周りの子育て、雇用、保育所、学費等に関心をもつ。そして、「この人わかるわー」という共感、嘘はどんどん暴かれる時代だからオープン、正直さが大切となる。距離が近いことだ。何ごともそうだが、若者に寄り添って、いっしょに考える政治が求められている。いやそれは、世代を超えて日本社会がそうした方向に動いているのではないか。


いとの森の家.jpg小学校4年生の6月、福岡県糸島の田舎に都会の団地から引っ越してきた山田加奈子。それはたった1年間の新しい生活だったが、姉や家族、いつも一緒の咲子などとともに"普通の日々"の全てをどんどん吸収していく。そこで出会った「死刑囚の母」のおハルさん。「残酷なところもいっぱいあるの。残酷な時代でしたからね。踏みつけてきたのよ、たくさんの命や、心を」「あなたには、残酷なできごとが起こりませんように」・・・・・・。それは初登校の日、田んぼの畦道でどんどん踏みつけられていく蛙の轢死体に気分が悪くなって保健室で介抱される加奈子が重なる。

森や田んぼ、豊かな自然のなかで過ごした濃密な1年。命や生老病死の近い所で、子どもの感受性が、より磨かれていく貴重な日々が描かれる。いい。


愛知県 280612.jpg

いよいよ7月10日の参院選まで一か月を切りました。12日、大激戦の愛知県に行き、里見りゅうじ党労働局次長(参院選予定候補=愛知選挙区)とともに、名古屋市で街頭演説や里見りゅうじ後援会大会に出席しました。

今回、公明党は愛知では9年ぶりとなる選挙区での挑戦。新人の里見りゅうじさんは、厚生労働省に24年半勤務。「働く人を支援する」との原点の誓を忘れず、労働者の環境改善に全力で取り組んできた志の人です。国会担当も担っていたため、国会議員のなかで里見ファンも多いうえ、私の地元・北区ではPTA会長もやるなど庶民派、行動派です。少子高齢社会のなか、社会保障、子育て、医療・介護、雇用などが重要となっている日本。即戦力です。「ひとりのために、愛知から日本の未来をつくる」と力強く決意を述べました。

私は、「優秀で打つ手も早く、さらに"足で稼げる男"が里見りゅうじさん」「デフレを打ち破って安全・安心で勢いのある日本を築いていくのが公明党」「政治は結果。庶民に寄り添い、結果を出すのが公明党だ」と訴えました。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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