「敬愛する池波正太郎さんのことを話すことは・・・・・・私にとって生涯の誉れ」という山本一力さんが、愛する「鬼平犯科帳」の中から選んだ傑作六篇。
「盗法秘伝」――秘伝を伝授しようとする老盗賊、そして鬼平の自由の満喫と粋。「狐火」――二代目・狐火の勇五郎とおまさ。勇五郎もおまさもいいし、平蔵の度量は大きい。「白い粉」――毒を盛られる鬼平。平蔵のとぎすまされた勘。「土蜘蛛の金五郎」――土蜘蛛の金五郎に、長谷川平蔵になりすました岸井左馬之助と本物の平蔵の戦いを見せるが、悪党の虚栄の裏にあるもの。「穴」――欲得の盗みではなく、身体にうずく盗め(おつとめ)の血。「瓶割り小僧」――20年ほど前、脳裡に刻まれた光景を思い出す平蔵。人はだれしも弱みがある。
没後20年、2010年に山本一力さんが、思いをこめて語ってくれている。
21日、愛知県新城市と豊川市で行われた公明党の「里見りゅうじを励ます集い」に出席し挨拶しました。また夜には、豊橋市で東三河の市町村長、商工会議所、業界・団体の方々との懇談会に出席、意見交換を行いました。私の故郷で行われた大きな会合でもあり、さらに親交を深め、要請も受けました。
集会では、今年の参議院愛知選挙区の予定候補者・里見りゅうじさんが決意を表明。私は「公明党は連立政権のアクセルとブレーキ役をしっかり果たしていく」「政権が代わって株価が上がり、雇用状況が改善。今年は経済にさらに力を入れる」「先週、新東名高速道路も開通し、三遠南信の連携も進み始めた。農業・商業・工業のバランスのとれた東三河の時代が始まる。更なる東三河の発展のためにも里見りゅうじさんの活躍を期待している」と訴えました。
予測がつかないほどの大変化の時代。会社も安定して続くかどうかもわからない。「コンピュータの発達」と「新興国の能力の成長」は加速化する。直線型のレールに乗っていても安心ではない。だからこそ不安感に覆われる。しかし閉塞感や挫折感に打ちひしがれているのではなく、新しいチャンスが広がったとして、複線型の働き方を考えよ、準備を始めよ、という。
「コンティンジェンシープランを考えよ」「予測は決めつけず、目標は2つもて」「ライフプランは一直線ではない」「スキルを磨こう。ジェネラルスキルを身につけよう」「バーチャルカンパニーを作ろう」・・・・・・。
未来は明るい。人生、二度三度と様々なことができる時代になってきている。50年前の昭和39年、東京オリンピックの時の日本は、国家予算3兆円、経済成長率13.1%、男性の平均寿命は67歳。全ての世代に今、未来に向けて一歩踏み出そうと呼びかけている。
「難民政策と欧州の未来」と副題にある。2015年11月13日夜(現地時間)、130人もの犠牲者を出したパリの同時多発テロ事件。翌週にはテロ首謀者が潜伏していたサンドニ地区で、フランス警官隊が銃撃して首謀者を含む2人を射殺、関与されたとされる7人の身柄拘束。「ドイツに到着した難民は年間100万人を突破する勢い」「非人道的だと非難されるハンガリーとその言い分」など、ヨーロッパは今、押し寄せる難民に揺れている。「フランス人、三代前はみな移民」「世界の隠れ家フランス」といわれる移民がいるのが当たり前で、手を差し伸べ続けるフランスの対応・・・・・・。
増田さんは自ら難民と会い、サンドニ地区へも入って直接話を聞き続けた。とくに、命からがら母国を捨てて、安住の地を求めてヨーロッパに逃げてくる子ども、親。そして陸路で、徒歩とバスで、そして海をボートで。移動中に、射殺されたり、空腹と過労で倒れたり、エーゲ海で沈没したりするなかでの命からがらの逃避行――それが今あふれる難民の実像だ。そしてその後も文化・宗教の違い、難民・移民排斥の動き、貧困のなかでの苦難。一方で、それを迎えようと動いているヨーロッパの国々や諸団体がいる。生々しいレポートだ。