北区少年野球大会 入場行進② 280313.jpg 北区少年野球大会 始球式 280313.jpg

いよいよ草木も生い立つ弥生3月、野外でのスポーツが始まりました。

12日、地元では第36回北区少年野球選手権春季大会が開幕。荒川河川敷には、大勢の少年・少女の選手たちが集まり、元気なスタートを切りました。各チームの監督・コーチ・保護者の方々が毎週、練習・指導・支援を行ってできるもので、感謝です。

先週は高齢者に最近人気の「輪投げ大会」にも参加、いよいよ春です。

輪投げ 280306.jpg


がんばろう石巻3.jpg東日本大震災の発生から5年となる11日、都内で天皇・皇后両陛下のご臨席のもと「東日本大震災五周年追悼式」が行われ、出席しました。地震発生時刻の14時46分、出席者全員が黙とうをささげました。

首相の式辞に続き、天皇陛下がお言葉を述べられました。また、遺族代表の3名からも挨拶があり、その後、献花を行いました。

私が国土交通大臣を務めた安倍内閣の3年、まさに「東北の復興の加速」は最優先の課題。私が重視したのは「復興の実感」――。確かに復興が進んでいるということを被災地・住民に「実感」してもらえる具体的施策の実行です。

大震災直後の2011年3月26日、相馬市、南相馬市に直行したのをはじめ、「気仙沼のカツオ水揚げ」「石巻港に短期滞在用の大型客船導入」、国交大臣となっての「復興加速化会議の開催」「緑の防潮堤に植樹」「三陸鉄道の全線再開」「常磐道の全線開通」「災害公営住宅の入居」「東電・福島第一原発の現状調査」、そして昨日の「常磐線の2019年度全通の決定」など、一生懸命走ってきました。


これまで5年間の「集中復興期間」が終了し、この4月から「復興・創生期間(32年度まで)」が始まります。基本方針もつくられ、「総仕上げ」に向けてステージが始まります。大事なスタートが今です。

被災者の方々に、一日も早く復興を実感していただけるよう、これからも現場の声を聞き、各市町村ときめ細かく連携し、さらなる復興の加速化を図っていきます。

記念植樹.jpgのサムネイル画像  気仙沼カツオ.jpg


16際の語り部.jpg東日本大震災から5年、あの日小学5年生だった3人は今、高校生。3人が「16歳の語り部」として語ってくれた、「あの日」「その後」そして「今と未来」――。

「"被災者に寄り添う"とはどういうことか」「心の復興とはどういうことか」「復興とは政治がやるなどというものではなく、被災した人たちが、苦しみをかかえながらも、普通に生きるようになること」など、さまざま考えながら声を聞いた。

「親に心配をかけたくない。気持ちを吐き出すことのない子どもが求めたものとは」「立ち直るということ。私生きていても大丈夫じゃん。・・・・・・強く・・・・・・とは言えないけど、生きていこう」「大人たちは、子どもたちのことをそっと見守ってあげていてください」「"もっと話をしておけばよかった"といっても失ったものは戻ってきません。これまで僕は、大切なことをずっとないがしろにしていたんだな・・・・・・。いちばん大切なのは、1日1日を大切に生きていくこと。そう思って僕は、16歳の今を過ごしています」「記録することも大切だけど、もっと生の実際の人と人との関わりを、本当に大切にしていってほしい。・・・・・・私は、ちゃんと相手のことを、目や耳や胸に焼きつけながら生きていきたい」・・・・・・。

3人に接した東京の高校生・山城未裕さんに「やっぱり、無為に過ごしていたんです。・・・・・・1回しかない人生なのに、スカスカの日常で終わるなんて、絶対に『あり得ない!』と今は思ってます」とまでいわせた「語り部」の力。解説・評論を越えた世界を拓いてくれている。


国宝消滅.jpg「イギリス人アナリストが警告する『文化』と『経済』の危機」と副題にある。労働人口や国内市場が縮小し、社会保障財源が厳しくなるなかで、観光立国が日本経済の重要な柱となる。話題を呼んだ「新・観光立国論」に続いての観光立国推進への第2弾が本書。

「観光立国実現のためには、国宝をはじめとする文化財が大きなハードルとなっている」「外国人観光客は、文化財観光に魅力を感じている。しかし、日本は観光戦略を重視してこなかったし、文化財が観光資源として整備されていない」「日本の文化行政は、明治以来、『優れたものを選定し、税金(補助金)を投入して手厚く守る』という考え方が根強い」「日本社会から伝統的な日本文化が消滅しつつある。観光客にお金を出してもらって文化財維持に貢献してもらうことだ」「保護ではなく、観光資源化。文化財行政の大転換が迫られている」・・・・・・。

そうした問題提起は、どんどん現実に踏み込み、具体的に矛盾や歪みを剔抉する。「建物見物から文化の実感へ」「判断するのは客」「文化財専門家の功罪」「文化財指定の"幅"が狭い」「文化財指定に観光の視点を」「安い拝観料を誰のため?一見消費者主義に見えるが、実は供給主義的考え方だ」「本当に職人はいないのか」「京漆器は日本産なのか」「補助金で支えるのは職人か社長か」「営業や情報発信の発想があまりに少ない」「職人文化を育てるためには生活保護的サポートでなく豊富な仕事量を」・・・・・・。1つ1つきわめて的確。観光立国、文化財行政の大転換の時はまさに今だ。


この年齢(とし)だった.jpg27人の有名な女性の「人生における転機」となった年齢にスポットを当てる。よくある武将の列伝や近代日本を創った経営者の列伝は大体常だが、女性を描いて面白い。「多くの女性達の転機を見ていると、彼女達は皆、転機を利用することが上手」「荒波に呑み込まれたとしても、彼女達は必ず浮かび上がってくる」「荒波に呑み込まれたからこそ、そこで浮かび上がる術を覚えた、と言いましょうか」と酒井さんは言う。

27人に共通項があるかと思えば、そうでもない。宇野千代のように健康で、明朗。「人でも着物でも文学でも『好き』だと思ったら、一気にそちらに駆けていく」「『好き力』とでも言う力が、人並み外れて強い人」もいれば、オードリー・ヘップバーンのように「彼女は常に自信のなさを抱えていた。容貌にも・・・・・・」「人前に出るとどうしようもなく緊張してしまうという性分は一生変わらなかったようです」という人もいる。山口百恵のように「鮮やかな引き際で、1人の女房として意志を貫く人」もいれば、「あれもこれも貪欲に手をいれ、むしろ結婚後に女を上げ、そこまで頑張る聖子ちゃんは偉いとファンに言わしめる人」もいる。

同時代を生きる清少納言と紫式部、早く逝った金子みすゞと樋口一葉、マドンナとレディー・ガガ、マザー・テレサとマーガレット・サッチャー・・・・・・。27人の女性偉人が並ぶと1人1人が対比のなかでも鮮やかに増幅する。真摯に人生に向かいあった様々な生き方、生き様はまさに偉人だ。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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