人生のみちしるべ.jpg宮本輝・吉本ばななの対談。実にいい対談となっている。「ばななさんの小説には、下卑た人間、嫌なやつってあんまり出ていないんです」「文学というのは、自分の小さな庭で丹精して育てた花を、一輪、一輪、道行く人に差し上げる仕事なのではないか――。現実世界は、理不尽で大変なことばかりだからこそ、せめて小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたいと。書き手の心構えとして、その点は、ばななさんとも通底するんじゃないですか」ということから対談が始まっている。

誰もが実は直面している日常の生老病死。生きて死んでいくことをどう捉えるか、そのなかでの幸福をどう捉えるか。有無の二の語も及ばず、断常の二見を越える世界を如実知見する生命力――そんな語らいが続く。宮本輝の最新作「田園発 港行き自転車」で私は、「縁の世界」と「肯定の世界」を感じたが、「小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたい」(宮本輝)、「輝先生の小説を読むと、気持ちが大らかに、優しくなるのかもしれません。人生を肯定したくなるんですね」(吉本ばなな)という言葉で、対談は結ばれている。


20160207志木駅.jpgのサムネイル画像今年は参院選が焦点ですが、統一外の地方選挙が毎週のように行われています。

埼玉県新座市議選(定数26)が7日に告示され、公明党から7候補が出馬。勝利めざし、懸命の選挙戦が始まりました。

寒風をついての選挙戦ですが、多くの方々から声援をいただき、感謝です。

私は告示日のこの日、新座市議選への応援にかけつけ、志木駅南口などで各候補の応援演説を行いました。「政治は結果。現場の声を徹底して聞き、困っている人を助ける20160207bigA.jpgのが公明党だ」「公明党がいるから安心だ!とよくいわれるが、国政においても連立政権のブレーキ、アクセル役を的確に努めたい」と訴えました。

地元の北区、足立区では、餅つきや餃子パーティなど多くの行事に参加、懇談しました。


つれづれ0206①.jpg   つれづれ0206②.jpg

日本初の木造5階建て。しかも延べ床面積9,789㎡というこれまた特別養護老人ホームとしては日本最大の施設を建築中――。

2月5日、東京都足立区花畑に建築中の先駆的な建物を、樋口尚也衆院議員(党国交部会長)、中川康洋衆院議員、佐藤英道衆院議員、近藤やよい足立区長、中山信行都議会議員、長井まさのり足立区議会議員らとともに視察しました。

木造建築の推進に私自身力を入れてきており、国交省として一昨年も木造3階建ての学校を建築できるように法改正をしたり、つくばの国土技術政策総合研究所で耐火試験等を行ってきましたが、ついに5階建ての大きな建築ができあがることになります。画期的で、うれしいことです。今日視察したこの建物は、耐震、耐火、強度など全てがクリアされており、1階がRCでその上4階が木造となっています(木造は現在は4階建て迄となっている)。

老人施設として、木のぬくもりがあり、また床の衝撃が和らいだり、断熱性も優れており、心地よく大変喜ばれると思います。楽しみです。

CLT(直交集成板)が具体化すると更に高層が可能となります。2020年東京オリンピック・パラリンピックめざして木を使うことの気運が高まっており、今回のこの木造5階建てが、より大きなきっかけになると思います。


平成川柳傑作選.jpg毎日新聞紙上で、休刊日以外は休みなく掲載された「仲畑流万能川柳」のなかから選び抜いた秀作1365句。じつに4年半、248万句から厳選されたものだ。

「肉眼じゃわからないけど痩せました」「ぐれてやる即言いかえすぼけてやる」「お掃除の人が来るから片付けよ」「きれのあるビール飲んでもきれ悪し」「死んだ気でやれば死ぬかも知れぬ齢」「夫婦してのどまで出てる名を探し」「クラス会秀才こないなぜだろう」「酔うと出る昔の栄光いまの愚痴」「寝ちゃ駄目よ1泊5万なんだから」「ストレスをくれるストレスないお方」「『話せると面倒ですよ』獣医言う」「にこやかに別れたけれど誰だっけ」「神様が時々なさるえこひいき」「ヤなことば余生晩年未亡人」「あの世にはいったい何人いるんだろ」「弱いくせネット上では強くなる」「プチ整形したらというがしてるのよ」「内容は画一なのにバラエティー」「ゴーヤ植え窓が暗くて電気つけ」「1年の内閣が言う10年後」「株上げて税上げないで利子上げて」「出生欄ふり仮名なければ読めません」・・・・・・。

とにかく面白い。客観視できる時には乗り越えている。


山梨県本部20160201.jpg

2月1日、甲府市で行われた公明党山梨県本部(代表=安本美紀県会議員)の新年賀詞交歓会に出席、挨拶をしました。これには高木陽介衆院議員、平木大作参院議員、長沢広明参院議員(参院選予定候補=比例区)のほか、後藤斎・山梨県知事、保坂武・甲斐市市長ら多数の来賓が出席しました。

これに先立ち、保坂武・甲斐市長から「JR中央線竜王駅周辺の渋滞解消のための都市計画道路・田富町敷島線の整備・推進を支援してほしい」との要請を受けました。

賀詞交歓会で私は、「富士山や河口湖などの観光地、中部横断自動車道の整備も進んでおり、また2027年のリニア中央新幹線開通まで11年。観光や農産品のポテンシャルが高い山梨県が更に飛躍していくために、公明党は全力を尽くす」と述べました。 

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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