26日、福島市で行われた公明党福島県本部(代表=甚野源次郎元県議)の新春政経セミナーに出席、挨拶をしました。これには若松謙維参院議員(県本部議長)、真山裕一衆院議員のほか内堀雅雄福島県知事など多数の来賓が出席。7月の参議員選挙のスタートとなる会合となりました。
私はこれまでも福島の復興に向けて、災害公営住宅の整備、国道6号線の復旧や相馬福島道路の整備、常磐自動車道の前倒し開通など公共のインフラ整備に取り組んできました。
東日本大震災から今年で5年となります。何よりも福島の復興が大事です。4月から復興は新たなステージに移ります。5年間の「集中復興期間」が終了し、28年度から「復興・創生期間(32年度まで)」が始まります。その間の復興事業費6.5兆円に見合う財源も確保されます。そして次の5年の復興の基本指針もつくられ、「総仕上げ」に向けてステージが始まります。大事な大事なスタートが今です。被災者支援とともに避難の長期化により体と心の健康への支援、産業・なりわいの再生が重要となっています。 とくに原発問題を抱える福島では格段の支援が重要です。
また観光にも力を入れなければなりません。遅れている東北の観光を加速化させることも今年の重要課題です。福島には果物をはじめ農産物がきわめて豊富です。観光の三大要素「観るもの」「食べもの」「買いもの」が福島にはすべてあります。この5年間の努力してきたことが実感出来る5年にしなければなりません。セミナーでは多くの参加者と懇談しました。しっかり頑張ります。
「敬愛する池波正太郎さんのことを話すことは・・・・・・私にとって生涯の誉れ」という山本一力さんが、愛する「鬼平犯科帳」の中から選んだ傑作六篇。
「盗法秘伝」――秘伝を伝授しようとする老盗賊、そして鬼平の自由の満喫と粋。「狐火」――二代目・狐火の勇五郎とおまさ。勇五郎もおまさもいいし、平蔵の度量は大きい。「白い粉」――毒を盛られる鬼平。平蔵のとぎすまされた勘。「土蜘蛛の金五郎」――土蜘蛛の金五郎に、長谷川平蔵になりすました岸井左馬之助と本物の平蔵の戦いを見せるが、悪党の虚栄の裏にあるもの。「穴」――欲得の盗みではなく、身体にうずく盗め(おつとめ)の血。「瓶割り小僧」――20年ほど前、脳裡に刻まれた光景を思い出す平蔵。人はだれしも弱みがある。
没後20年、2010年に山本一力さんが、思いをこめて語ってくれている。
21日、愛知県新城市と豊川市で行われた公明党の「里見りゅうじを励ます集い」に出席し挨拶しました。また夜には、豊橋市で東三河の市町村長、商工会議所、業界・団体の方々との懇談会に出席、意見交換を行いました。私の故郷で行われた大きな会合でもあり、さらに親交を深め、要請も受けました。
集会では、今年の参議院愛知選挙区の予定候補者・里見りゅうじさんが決意を表明。私は「公明党は連立政権のアクセルとブレーキ役をしっかり果たしていく」「政権が代わって株価が上がり、雇用状況が改善。今年は経済にさらに力を入れる」「先週、新東名高速道路も開通し、三遠南信の連携も進み始めた。農業・商業・工業のバランスのとれた東三河の時代が始まる。更なる東三河の発展のためにも里見りゅうじさんの活躍を期待している」と訴えました。
予測がつかないほどの大変化の時代。会社も安定して続くかどうかもわからない。「コンピュータの発達」と「新興国の能力の成長」は加速化する。直線型のレールに乗っていても安心ではない。だからこそ不安感に覆われる。しかし閉塞感や挫折感に打ちひしがれているのではなく、新しいチャンスが広がったとして、複線型の働き方を考えよ、準備を始めよ、という。
「コンティンジェンシープランを考えよ」「予測は決めつけず、目標は2つもて」「ライフプランは一直線ではない」「スキルを磨こう。ジェネラルスキルを身につけよう」「バーチャルカンパニーを作ろう」・・・・・・。
未来は明るい。人生、二度三度と様々なことができる時代になってきている。50年前の昭和39年、東京オリンピックの時の日本は、国家予算3兆円、経済成長率13.1%、男性の平均寿命は67歳。全ての世代に今、未来に向けて一歩踏み出そうと呼びかけている。