外国人観光客が一気に増え、本年は1900万人台後半になる見通しだ。経済成長は最重要で、生産性向上が不可欠だが、「効率性向上は、人口減少を吸収するくらいの力はあっても、GDPを成長させるほどの力はない。GDPは主に人口によって決まる。ならば、外国人観光客をたくさん呼んで、お金を落としてもらえばいい」「日本は世界有数の観光大国になれる潜在力がある。しかし、日本はそれと、ほど遠い観光後進国だ」「日本は観光立国の4条件『気候・自然・文化・食事』を満たす稀有な国だ」「観光は世界的に発展・増大している。観光を一大産業と自覚し、"観光鎖国・ニッポン""自画自賛・思い込み・勘違い"を排し、相手のニーズとビジネスの視点、"お金を落としてもらう"という発想に立て」・・・・・・。きわめて示唆に富む提案が続く。
そして、「上客を呼ぶ」「文化財を活用し"稼ぐ文化財"に」「観光戦略は滞在日数から逆算せよ」等々、具体例を示しつつ、「2030年までに8200万人を招致することも不可能ではない」という。いずれにしても観光は、新たな段階に突入しており、国も自治体も観光地も新たな戦略で挑む時が来た。
11月28、29日の土日――。多くの地域行事に出席しましたが、足立区立興本扇学園10周年記念式典(小中一貫校となって10年)、少年野球の東京北シニア杯小学6年歓送野球大会、東十条リトルキッズ・フェスティバルなど、少年・少女のキラキラ輝く行事に参加しました。
小中学校の周年行事もこのところ多く、「北区立豊川小学校140周年記念式典(明治8年創立)」「八幡小学校創立60周年記念式典」「王子桜中学校創立10周年記念祝賀会」「鹿浜第一小学校50周年祝賀会」「舎人第一小学校30周年記念式典」などにも駆けつけました。
記念誌が必ず作られますが、私がいつも楽しみにしているのは、生徒1人1人が「将来の夢」「20年後の自分」などを語るコーナー。「大リーグの野球選手になりたい」「サッカーの日本代表になる」「ケーキ屋さんになりたい」「花屋さんになる」「看護師さんになる」「世界を飛び回るビジネスマンになる」、なかには「普通の大人になる」「子供2人ぐらい持って幸せに暮らしたい」など......。時代がストレートに映し出されています。
ニューヨーク育ち、父母の離婚で米海軍大将の祖父に厳しく育てられた青年・ローレンス・クラーク。恋人のジェニファー・テーラーに告白しようとしたところ、日本びいきの彼女は「プロポーズの前に、日本を見てきてほしい。ひとりでゆっくりと」という。
成田に降り立った瞬間から、見るのと聞くとは大違い。「日本はハワイの先にあるのではなく、固有の文明を持つ遥かな異国だった」と、カルチャーショックを受けるとともに、父母と離れて育った人生をも振り返り思考する時間をもつ。現在急増しているインバウンドの日本再発見小説ともなっている。東京、京都、大阪、別府、そして銀座から丹頂鶴の舞う釧路へ・・・・・・。
アメリカ人のいう「ネバー・ルック・バック ゴー・アヘッド(けっして振り返るな、前へ進め)」。しかし祖父はいう。「ブリッジに立っていても、船がまっすぐ進んでいるかどうかはわからない。常に航跡を振り返れ」と。そして、彼がなぜ日本に共感するのか。心奥に日本の社会と文化の共鳴盤をもつ出生の秘密にたどりつく。そして絶滅寸前であった丹頂鶴を100年間にわたって育て続けてきた善行の背後に「自然は目に見える神だということ。施すのではなく、仕えるのだということ。過不足のない平等、それこそが真実の愛」という依正不二の生命観の世界があることを静かに示す。
11月23、24日、宮城県南三陸町、気仙沼市の復興の取り組み等を視察しました。
4地区の内3地区が甚大な被害を受けた南三陸町。案内をしてくれたのは町でつくっている「語り部」の人。震災当時の生々しい状況を聞き各所の視察を行いました。「語り部」は観光協会と地元ホテルが協力し、お年寄りから高校生まで「語り部」として活躍しています。道路等の基幹インフラは整備されており、街づくりの土地の嵩上げ、高台移転のヤマ場という状況です。
高台を造る盛り土や防潮堤の設置工事が各所で行われている気仙沼市では、気仙沼漁業共同組合の代表と懇談。多くのカジキやサケが水揚げされている魚市場を早朝に視察しました。震災前の活況を取り戻していますが、人手不足が深刻です。また、菅原茂気仙沼市長と懇談し、さまざま要請を受けた後、気仙沼海岸の防潮堤の設置工事現場やBRT等の視察を行いました。
更なる復興ために頑張ります。
